昨日は茨城県公立高校入試でした。
その日の夕方、とある生徒からLINEが来ました。
「先生、数学の大問1~3までで得点稼ぎができませんでした」と。
私は単にその子が計算ミスをしまくったのだと思い、
「終わったことなんだから気にしても仕方ないよ」と返事をしました。
で、今日、その問題を見て驚愕しました。
今年の茨城県公立高校入試の数学だけ、今までと形式を変えてきたのです。
本来なら大問1、2は簡単な計算問題だけだったはずが、今年は全くないのです。
いきなり文章問題から始まっていました。
生徒が言っていたのは、このことだったんです。
従来の問題であれば大問1~3まででかなりの点数がとれたので、数学の苦手な子たちにはそこで点数をとろうねと言ってきました。
そのために大問1~3までの特訓プリントをひたすらやってきたのに、その努力は意味がないことになってしまったのです。
とはいえ、ある程度読解力があり、計算の意味が分かっている子は問題はありません。
文章題といっても、そこまで難しい問題ではないからです。
小学生の文章問題レベルといってもいいでしょう。
数学が得意な子なら取りこぼしはないと思います。
むしろ、高得点が取りやすい問題だともいえるでしょう。
実際、高校に合格している数学が得意な子に解かせたら、簡単だと言っていましたし。
一方で数学が苦手な子は点数がとりにくかったでしょうね。
学校の数学の授業をろくに聞いていない子だったら、今回の問題を解くことはできなかったでしょう。
今回の変更は、大学の入試改革を受けたものでしょうね。
大学の変革に合わせて、高校入試の形も変えてきたのでしょう。
とはいえ、これはやりすぎな感じがしますが・・・
今後は塾としてもやり方を考えなくてはいけませんね。
単純に計算だけがとれれば、点数がとれるなんてことはないのですから。
過去問のやらせ方も考えないといけません。
そして、今まで以上に学校の授業にしっかりと参加することが大事です。
教科書の内容を理解することがなにより大事になるんです。
なぜなら、教科書に出ている問題がそのまま出ていたりしているからです。
茨城県入試が改革されているように今後は色々なところで変更がなされると思います。
そのときにしっかりと対応できるよう、塾も頑張らないといけませんね。
それでは、今日はこの辺で。