うちの中3生が定期テストの範囲を学校の先生にもらいにいったとき、学校の先生からこんなことを言われたそうです。
「そんなこと気にしないで、受験勉強をしっかりとやっとけ!」
前後がわかりませんので、会話の切り取りになってしまっています。
このままだと印象は悪いですけど、かいつまんで言うとこういう内容だったみたいですね。
学校の先生がこういうことを言うのはよろしくない気がしますね。
だって、それって3学期の成績は高校の内申には関係ないって認めていることになりますからね。
「3年3学期の定期テストでいくらいい点とったって、高校合格には関係ないぞ。」
そう言っているのと同じです。
実際、この言い分は正しいので私としては反論はないのですが、学校の先生がこのようにあからさまに定期テストを否定するのは珍しいですね。
では、本当に3年3学期の定期テストは対策をとる必要がないのかというと、答えは「No」です。
3学期の定期テストだって、入試問題には出題されますので、悪い点をとっていいはずがないんです。
だからといって、定期テストのためだけに対策をとるのは間違っています。
大事なことは、受験勉強の一環として定期テストの勉強を頑張るのです。
うちの塾でも中3生の定期テスト対策は特に行うことはありません。
学校ワークをやるようには指示していますが、それがやってあるのか確認することはありませんし、繰り返しをやらせることもありません。
ただ、自分で対策をしっかりとやりたいなら止めることもしませんけどね。
やらなきゃいけないことをやっているなら問題はありませんし。
3年3学期の定期テストの点数がどれだけ良くても、それが高校の内申点として取り扱いされることはありません。
だから、悪い点をとっても問題はないのですが、悪い点をとると高校入試本番で痛い目を見るということになるのです。
そもそもこの時期の中3生は、学校で習うことすべてが受験に関係してくると思った方がいいです。
すべてにおいて手抜きをしていいはずがないのです。
受験はすべての総まとめです。
この時期はラストスパートになりますが、目の前のすべてのことに全力で取り組んでほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。