昨日水曜日は自立支援学習日でした。
毎週、中3生は課題の理解度をチェックするために確認テストを行っています。
確認テストの枚数は5教科で約10枚、計1000点満点で順位もつけています。
このテストを行うことによって、生徒の理解度、ひいては生徒のやる気を見ることができます。
能力と照らし合わせて、点数が低ければ、生徒の頑張りが足りないことがわかります。
私一人で生徒全員を見ているので、ひとりひとりの実力はわかっています。
だからこそ、このテストによって、この子は頑張ったなとか、この子の頑張りはまだまだだなとかがわかるのです。
このテストを受ける前に、早めに塾に来て確認作業をしていた子がいました。
その子はテストを受け取るときに「緊張する・・・」と言っていました。
私は思わず「いいね!その気持ち。」と言ってしまいました。
なぜ緊張するかというと、変なミスをすると私に説教されるからなんです。
漢字ミスやスペルミスをしたり、問題文を読んでいないことが判明すると、私にこっぴどく怒られます。
ケアレスミスは普段からなくそうと思わない限り絶対になくなりません。
毎週テストを行い、こういう間違いを減らしていかないと、本番でも同じミスを繰り返すことになってしまいます。
点数を上げたいと心から思うなら、ケアレスミスだけは絶対にしてはいけないのです。
毎週、こういう緊張感をもって勉強できるのって、私はいいなと思います。
生徒にとってはたまったもんじゃないでしょうが(笑)
テストを受けると、すぐに私が採点作業に入り、答案を見ていきます。
生徒の実力によっては、この問題は解けるだろうとか、解けないだろうなとかがわかるんです。
昨日のテストでは、二人の子が健闘していましたね。
一人は、いつもケアレスミスが多い子。
今回は、この子のケアレスミスが圧倒的に減っていましたね。
減っていたということは、まだなくなってはないんですけどね。
実力はあるくせになかなか高得点がとれていなかったので、毎回私に小言を言われていました。
しかし、その弱点を克服したので、昨日はほめてあげましたね。
もう一人は、最近やる気になってきた子。
もともとの学力はそこまでないのですが、今回のテストでは自分の実力以上の問題も解けていました。
これは普段の勉強でしっかりやってきたなと素直に思いましたね。
家で勉強しているので、その子の学習状況はハッキリとはわかりませんが、テストを通してその子のやる気が伝わってきましたね。
一方で、昨日キツイ説教を受けた子が一人いました。
その子は前回のテストで点数を上げたのに、今回大きく下げてきたのです。
中3なんてまだまだ子どもで、やる気の波があるのは重々承知していますが、ここまで波が激しいのは見過ごせません。
「志望校に合格する気があんのか!!」と声を荒げてしまいましたね。
それでも、志望校に合格するまでに実力が足りないのだから、頑張ってもらうしかないんですけどね。
ま、今後も何度か説教をしなくてはいけないのかなと思っています。
このように、うちの塾では中3生に受験モードに早く切り替えてもらうべく、熱血指導を始めています。
「先に始めたものが勝つ」
これは受験の格言です。
「先んずれば人を制す」という言葉もあります。
結局、早期に始めたものが勝っていくのが受験なんです。
早めに本格的な受験生になって、ガンガン成績を上げてほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。