うちの夏期講習は毎年、進化しています。
今年で4年目となりますが、一度として同じ夏期講習を行っていません。
毎年、何か新しいことを試みるようにしています。
今年も反省点はあるものの、まあまあといった夏期講習になったと思います。
とはいえ、これで生徒の成績が必ず上がると言えないのが情けない話です。
こちらとしては最善を尽くして夏期講習を実施していますが、生徒がそれに応えてくれようとしないとどうにも点数は上がりません。
授業でやったことを真剣に覚えようとしているのか。
授業でやったことをすぐに復習しようとしているのか。
何でそうなるのかを真剣に考えているのか。
授業の宿題や課題など数多くの問題を解かせていますが、それも生徒の意識によって効果が変わってきます。
上記のような勉強に対する心構えを正しく持ち合わせていないと、どれだけ教えたとしても意味はないのです。
飲み込みの早い子は、ただ問題を解くということはしません。
どうしてそういう答えになるのか、真剣に理由を考えていきます。
理由とともに問題の解き方を覚えていくので、忘れることがないんです。
一方で、飲み込みが遅かったり、問題に正解したりしなかったりを繰り返す子がいます。
そういう子はどうしてそうなるという理由をはっきりさせないのです。
ただ、問題を解くことだけに満足し、課題をやっているから大丈夫だという訳の分からない自信を持つようになるのです。
今回の夏期講習では理由を生徒に尋ねることを繰り返しました。
答えられないと何でそうなるかを考えさせ、すぐに答えを教えないようにしました。
そして、理由を考えることで問題が解けるのだということを、経験させていったのです。
この効果がどのように現れるのかはまだわかりません。
ただ、生徒の心に響けば、絶大な効果をもたらすはずなんです。
1人でも多くの子が、自ら学ぶ力を身につけられるよう、しっかり指導していこうと思います。
それでは、今日はこの辺で。