子どもに説教をするとき、正論ばかりを振りかざしてはいけないと言われます。
正論ばかりを述べて理詰めで説教してしまうと、子どもの逃げ道がなくなってしまうからだそうです。
確かに、子どもというのは理不尽の塊です。
一部の大人も例外ではありませんけどね。
自分に都合がいいことしか信じないし、やらない。
子どもなんてそんなものです。
子どもをほったらかしにしておくとどんなことになるか。
いわゆる放任主義というやつですが、もし、塾が放任主義だったらどうなるでしょうか。
考えただけでぞっとしませんか。
授業以外何もしてくれない塾だったら、説教もしてくれない塾だったら、アドバイスもしてくれない塾だったら・・・
子どもがかわいそうだから、部活で疲れているだろうから、友だちとけんかして落ち込んでいるだろうから・・・と、ほっておいてやろうという塾だったら。
塾は子どもに正論を振りかざすのが正しいのだと私は思います。
子どもがダメな行動をしていたら、それを全力で正す。
子どもの意見よりも正論を重視する。
これが塾の本来のあり方だと思います。
例えば、「勉強めんどくさい!」と言っている生徒がいたら、
容赦なく私は「じゃあ、塾辞めたら?」と聞きます。
「勉強したくないのなら、お金を払ってまで勉強する必要ないよ」
これが私のスタンスです。
だって、お金がもったいないですしね。
もしかすると、子どもは冗談で言っているのかもしれません。
本当だったら、私も「勉強頑張ろうよ!」と言ってあげるのが正解なのかもしれません。
でも、こんなマイナス発言はほっておくほうが問題なんです。
マイナス発言を繰り返すと、ますます後ろ向きな子になってしまう恐れがあるからです。
なぜこんなことを述べているのかというと、実は生徒に指摘されたからなんですけどね。
「正論ばかり言わないでよ!!」これが生徒の主張です(笑)
すかさず私は「じゃあ、間違ったこと言ってる?言っているなら教えてよ」というと、生徒は「いや、間違ってないけどさ・・・」ですって。
実は子どもだってわかっているんですよね。
わかってはいるけど、認めたくないだけ。
認めたら、自分の生活が苦しくなりますからね。
ここですぐに私の言うことを聞ける子は成長してくれるんですけどね。
ぐずぐずしている子は、成長速度がどうしても鈍りますね。
何度も言いますが、子どもに正論を伝えるのは私の仕事です。
だって、それは成功への一番の近道ですから。
近道といえど、楽な道ではないですけどね。
もし、その道が茨の道だったとしても、その先に明るい未来があるのなら私はあえて茨の道に生徒を誘導します。
そして、その先にたどり着いて、後ろを振り返ったとき生徒自身が「自分の選んだ道は間違いではなかった」と思ってほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。