今日は春期講習5日目です。
ふと、とあるCMを思い出しました。
軽快なリズムで「やる〇スイッ〇、君のはどこにあるんだろう・・・」
という某学習塾のCMです。
このフレーズ、確かにそうなんですよね。
生徒それぞれやる気が出るツボというか、きっかけが必ずあるんです。
ですが、その続きのフレーズは・・・
「・・・見つけてあげるよ!君のや〇気〇イッチ!」
ここで「?」がつきます。
見つけてあげる?何言ってんだ?と。
やる気○○というのは、塾講師がパッと見つけてあげられるものではないと思います。
そりゃきっかけくらいは見つけてあげることができるかもしれません。
でも、自信満々に「見つけてあげる」なんて、私は生徒に言えないですね。
やる気というのは、いろいろな要素が積み重なって開花するものです。
ご褒美で釣る場合もありますし、親に褒められるからというのもあります。
でも、一番いいのは、自分の進路に向かうためにやるということでしょう。
自分の最終目標が決まっている子は、自然とやる気を発揮します。
目標に向かって頑張り続けるんですね。
これは、生徒本人が自ら考えだすことが大事なんです。
周りの人に進路を決めつけられてしまうと、一時やる気が出して目指したとしてもすぐになくなってしまうでしょう。
自ら進路を決められる子というのは、親の教育がしっかりとしていることが多いです。
子どもが小さいころから将来について話し合い、子どもが目指すべき世界についての話をします。
未来のことや世間のことを早期に子どもに伝えてあげることで、その子どもが自主的に色々な考えをもつようになります。
実はこの話をしているのは、昨日ある出来事があったからです。
それは、とある中3生が目標を明確にしたことです。
まだ成績が伴ってはいないので、自信をもってその目標を目指すとは言えなかったようです。
でも、その子は自分の目標を明確化しました。
私にハッキリと○○高校を目指しますと言ってきたのです。
どれだけ高い目標であろうと、目指さなければ到達することはできません。
近頃の子は挑戦することを極端に恐れます。
高い目標に対して、「なにくそ」という強い気持ちで目指さないのです。
しかし、この生徒はしっかりと目標を明確化してくれましたね。
私の仕事はこの子が目標に到達できるようにサポートするだけです。
生徒がやる気だと私も俄然やる気になりますね。
他にも、まだ春休みだというのに毎日自習に来ている新中3生や、授業ごとに残って自習をしている新中2生がいます。
家で毎日勉強している新中3生もいますし、今年はやる気がある子が多いですね。
こういう子たちに刺激を受けると、私も頑張ろうという気持ちがわいてきます。
生徒のやる気をむだにしないためにも、しっかりと指導していこうと思いますね。
それでは、今日はこの辺で。