今日は春期講習の4日目です。
生徒から学年末の通知表を提出してもらっています。
確認してみると、定期テストの点数の割には評価が低いのです。
極めつけは定期テストで100点を取った子が「4」だったこと。
評価は定期テストの点数だけで決めるものではありません。
授業中の態度だったり、課題の提出状況、実験などの実習の取り組み方など、いろいろな要素が見られます。
点数が良くても、授業態度が悪ければ成績は点数通りにつきません。
とはいえ、この点数を取った子はそんな素行不良な子ではないんですけどね。
通知表の評価はあくまでも先生の主観でつけられるものです。
先生だって人間ですから、好き嫌いで決めることだってあるでしょう。
気にくわない生徒に高い評価をつけることはないのです。
気に入られるように「ゴマをすれ」とまでは言いませんが、やる気を見せることは大事なことなんだと思います。
アピール力はゆくゆく必要になってきますからね。
社会人になれば、会社にアピールする力が必要ですから。
実は私も中学時代、定期テストで2回100点を取ったにもかかわらず「4」がつけられたことがあります。
そのころは相対評価ですから、「5」がもらえる人数が決まっていたんですよね。
その人数からもれてしまうと、「4」になってしまうわけです。
でも、両方100点取ったのだから、点数的には1位なわけです。
それでも「5」にならなかったのですから、他の理由が存在しているわけですね。
よくよく考えてみると、私はそこまで優良な生徒ではなかったのでしょう。
先生の言うことをきちんと聞いていたわけでも、授業中に集中していたわけでもなかったんですね。
学校の授業を聞かなくても、自分で勉強すればできるようになると思っていましたから、そこを学校の先生に見抜かれたのでしょう。
つまり、学校の先生に嫌われていたわけです。
あくまで推測ですが・・・
塾に通って定期テストの点数が上がることは喜ばしいことです。
だからといって、学校の授業をおろそかにしては意味がないんです。
結局、学校でつけられる評価が進学にかかわってくるのですから。
とある生徒はこんなことまで言っていました。
「学校の授業中は寝ちゃってる、でも、塾で勉強しているから大丈夫だよ」
これは最悪な考え方ですね。
こういう風に、塾に通う意義をはき違えてもらっては困ります。
自分の子がどんな目的で塾に通っているのか、ぜひ確かめてみてください。
もし、変な考え方をしているようなら、矯正しなくてはいけませんよ。
塾は通うことが必修ではないんです。
学校の授業だけで事足りるのであれば、塾を辞めてしまったほうがいいですよ。
結局塾に頼り切りでは、いずれ自ら頑張ることがなくなってしまいますから。
それでは、今日はこの辺で。