受験の終わった中3生たちには、成績開示をお願いしています。
成績開示とは、入試当日に何点をとったかを教えてくれるというもの。
合格発表の次の日から聞くことができ、身分証と受験票があれば高校の窓口で教えてもらえます。
さっそく合格した高校に行って聞いてくれた中3生がいました。
その点数を見てみたところ、まさかの入試本番で失敗していたことがわかりました。
今までの過去問やら実力テストではとったことがない点数を、本番でとってきたのです。
(ちなみに、この生徒は鹿島学園の受験で特待をもらってきた生徒です。)
合格していたからよかったものの、もう少し失敗していたら落ちていた可能性すらあります。
ここからわかることは、普段、合格できる点数をとっていたとしても、最後まで油断してはならないということです。
本番で100%の実力通りの点数を取ることはとても難しいことなのです。
かく言う私も高校受験で失敗をした一人です。
合格はできたのですが、今までとったことがないような点数をとってしまいました。
受験当日まで余裕だったのですが、あと少し間違っていたら不合格になっていたでしょうね。
私の教え子たちの中には、このような失敗をして合格を逃した子が少なからず存在しています。
そして、そのような失敗をするたびに、私は自分を戒めるのです。
「普段いくら合格点をとっていたとしても、絶対に合格する保証はない」と。
私は普段から余裕をもって合格できるように準備をさせます。
具体的には合格点よりも30点以上は多めにとらせるようにします。
学校の先生の生徒に課す目標も大体同じように高めに設定しています。
基本的に人は失敗をするものです。
どれだけ失敗を想定したとしても、失敗から逃げることはできないのです。
であれば、失敗をしても大丈夫なように準備をするしかありませんね。
私は普段から生徒に「当日インフルエンザにかかっても合格できるくらい、実力を上げなさい」と話をしています。
そのくらいの意気込みで受験に臨めば、失敗しても合格を勝ち取れると思いますよ。
これをご覧になっている中3生のみなさんは、ぜひ成績開示をしてみましょう。
成績開示はいろいろなことを教えてくれます。おススメですよ。
それでは、今日はこの辺で。