生徒たちから成績の良い子の話を聞くと、1位をとっている子の多くが塾に通っていないことがわかります。
この子達は塾に通うことなく、学校の授業と学校のワーク、それと進研ゼミなどの通信教育しかやっていません。
こういう子は自ら考える力が備わっているため、塾に頼らずとも勉強ができるのです。
ただ、この子達は自然とこのように動けるようになったわけではありません。
こういう子はたいてい親が厳しいものです。
親の子への管理が徹底されているのです。
毎日勉強するのは当たり前、時間の使い方も管理されます。
スマホを無制限に使わせることはしませんし、むしろスマホを与えない場合もあります。
それでも、すくすくと育っていくんですよね。
別にスマホを持っていないことで、いじめられたりすることもありません。
もしくは、親がとても理解があるんです。
子どものやりたいようにやらせる、というか良い方向に誘導していくのです。
強制をすることは一切ありませんが、子どもに正しい道を選ばせるように影で努力をするのです。
つまり、親自体が賢いんですよね。
以前、こういう保護者様と面談した経験がありますが、子への接し方を聞いているとこちらが感心させられることが多かったです。
このような塾を必要としない生徒に対しては、塾は何もしてあげることがありません。
むしろ、いい意味で何で塾に来たの?というレベルです。
塾なんか必要のない子なので、私も指導してあげたという感じはありませんね。
過去に指導した子の中には、中学と同時に塾を卒業し、その後高校でずっと1位を取り続け、有名国立大学に進学した子がいます。
高校時代は一切塾に通っていません。
学校の授業だけで有名国立大学に現役で合格したのです。
中には塾に通ったから学校で1位になれたという子もいるでしょう。
でも、そういう子も影で努力をしています。
単純に塾の授業だけで成績を伸ばしているわけではないのです。
塾に入れることは簡単ですが、その前にやっておかなくてはいけないことがあると思います。
真に子供の将来を案じているのであれば、家で勉強する習慣だけは身につけさせてくださいね。
それだけでも、成績は安定するはずです。
そして、もっと上を目指したいなら、塾に通わせるといいのではないでしょうか。
塾に入れないでも成績を上げることはできます。ぜひ、頑張ってみてください。
それでは、今日はこの辺で。