人というのは、全く意味のないものを覚えることはできません。
意味があるから覚えられるのです。
今日、中3生に模擬試験の解説をおこなっていたときのこと。
理科の計算が苦手な子が、案の定、その計算で間違っていました。
その問題をどのように考えればいいのかを説明すると、「なるほど、わかりやすい」と言ってうなずいて聞いていました。
私は意地悪く「どうせ、次も間違っちゃうんでしょ?」と言うと、
その子は「いや、理解をしたから二度と間違えないよ」とキリっとした顔で答えていました。
暗記の真実というのは、この子が言ったこの言葉に集約されると思います。
理解をすれば、覚えることができるのです。
うちの塾では小テストを数多く実施していますが、ほとんどの子が暗記力を鍛え合格をしてくれています。
でも、それはあくまでも短期記憶なんです。
再度、同じテストを時間を空けてやってみると、合格点がとれないんです。
どれだけ速く記憶ができたとしても、その記憶を長期間保っていなくてはいけません。
私が何度注意しても生徒が覚えていられないのは、その子が理解不足だからなんでしょうね。
ただ、その理解をするためには、普段から疑問を持つことが大事なんですけどね。
ただ単純に暗記をしても意味はありませんよ。
必ず、その意味まで調べてから覚えるようにしていきましょう。
意味まで覚えてしまえば、簡単に忘れることはなくなります。
入試まではあと少しです。
足りない知識を入試まで覚えておくためには、意味まで覚えることが大事になりますよ。
まだまだできることはあるはずです。最後まで意識を高く持って頑張ってくださいね。
それでは、今日はこの辺で。