今年の中3生は良くも悪くも「おとなしい」です。
去年も「おとなしい」様子はあったのですが、去年の子たちは、今年よりも内に秘めるガッツがあったように思います。
今年の中3生の特徴は、「言われたことができる」ということでしょうか。
それだけ聞くと立派じゃないかと思われるかもしれませんが、あえて悪く言うとしたら「言われたことしかできない」ということなんだと思います。
自ら考え、それを実行する。
それができている子も中にはいますが、大半の生徒は受け身の姿勢です。
指示待ち人間と呼ばれる典型なんでしょうね。
とはいえ、「言われたことができる」のは最低限持っていてほしい姿勢です。
これができないと、塾は生徒に何もすることができませんからね。
今年の子たちの特徴を考えると言われたらやるのですから、どんどんやらせればいいんですよね。
本当なら自分で動いてほしいことでも指示がないと動けないのであれば、バンバン指示だししていこうと考えています。
それでも高校に受かってくれればいいわけですから。
ただ、高校に行ってからが心配ではありますけどね。
言われたことができる子というのは、言われないと動きません。
中学生までは学校の先生も、あれをやれ、これをやれと命令してきます。
しかし、高校生は基本的に放置されることになります。
指示待ち人間にとって、放置されることは致命的です。
何も考えずに時が進んでしまうと、どんどん無駄な時間を浪費することとなります。
責任はだれにあるのでしょう?それは高校の先生のせいなのでしょうか?
違いますよね。高校の先生には一切責任がありません。
だって、高校は義務教育ではないのですから。
義務教育には子どもの責任はほとんど存在しません。
あくまでも、親に義務があるのであって、子どもは教育を受ける権利があるだけですからね。
しかし、高校は全くの逆で、子ども本人の責任とされてしまうのです。
まだ精神的に未熟であっても、高校生には勉強に対する責任というのが存在するのです。
だからこそ、中学生時代に自ら考えることを経験させたいのですけどね。
ズバズバ自分で決めていく子は今後も自分の道を自分で決められるようになることでしょう。
できるかぎり中学時代にそういう経験をしてほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。