一昨日まで1週間ほど休みがあったので、とある生徒に実験をしてみました。
実験テーマは、『この子には勉強の才能がないのか、それともやる気がないだけなのかを試す』です。
休みの前に、この生徒に確認テストを10回繰り返すように指示しました。
そして、これを真剣にやって、確認テストで100点がとれなかったら塾を引退しようね。
と、指示しておきました。
そして、結果は満点まではいかなかったものの、今までよりもはるかに良いものでした。
結局、この生徒は勉強の才能がないのではなく、やる気がなかっただけだと判明したんです。
今まで、この生徒は口だけの子でした。
「〇〇やってきます!」「次こそはしっかりとやってきます!」と宣言するだけで、実際はやってこない子でした。
それは、確認テストの結果で明らかにわかっていたことでした。
何度やり直しをしても、何回も不合格を繰り返すのです。
もし、しっかりと勉強をしていたとしてこの結果だとしたら、もうこの子の才能を疑うしかなくなります。
それにしても、「塾を引退する」という罰は効きましたね。
もちろん、この生徒が塾が嫌いで引退したいと考えていれば、プレッシャーにはなりえないんですけどね。
この生徒なりに、塾に残りたいという気持ちがこの結果を生んだのでしょう。
「塾を引退する」という条件はあくまでもプレッシャーをかけるもので、実際に辞めさせることはないですけどね。
でも、やる気がない状態で塾に通うのは、意味があることではありません。
この生徒には、今回の「やればできる」体験を次に活かしてもらいたいですね。
言われたことをただやるのではなく、やる気をもって取り組むことの大事さを学んでくれれば、今回の実験は大成功になるのだと思います。
他の子たちにも随時、実験をやってみたいですね。
もちろん、結果を想定した上で、あまり過激にならないように気をつけていこうと思います。
それでは、今日はこの辺で。