昨日、とある中3生が実力テストの自己採点結果を教えてくれました。
でも、成績が上がらないで不満気でした。
そして、このようなことを言ってきました。
「〇〇塾の人は今回の実力テストで〇〇点だったよ」と。
他の塾に通っているライバルに負けてしまったのが悔しかったんですね。
夏にあれだけの勉強をしたから、さぞかし点数が上がると思ったんでしょう。
でも、そんなに簡単に成績は上がるものではないんです。
成績が上がるのが速い子は確かにいます。
そういう子は要領がいいんでしょうね。
コツをつかんでしまえば、それを使いまわしてどんどん問題を解いてしまうんです。
一方で成績が上がるのが遅い子もいるのです。
そういう子はとにかく不器用です。
なかなかコツをつかめず、何度も挫折を味わいながら育っていきます。
一長一短はあるものの、成績が上がるのには変わりはありません。
速い子は油断しがちなのが欠点ですし、遅い子は後半に一気に上がる可能性が高いです。
最低でも受験に間に合えば、合格できるわけですから問題はありません。
前述の生徒は成績が上がるのが遅いタイプの子です。
今回、結果が出なかっただけで、今後じわじわと上がってくるはずです。
そして、他にも何か点数が上がらなかった要因はあるのかなと思い、詳しく点数の内訳を聞いてみました。
すると、理科・社会はばっちり点数が上がったらしいのです。
問題は国語・数学・英語の主要三教科が上がらなかっただけらしいです。
主要三教科といわれる国語・数学・英語はそもそも成績が上がりにくい教科なんです。
地道にコツコツと色々な考え方を吸収して、地頭を鍛えていくしか点数は上がってきません。
しかも、この生徒は英語が大得意です。もう私が教えることがないくらいの生徒です。
ならば、問題の解き方をマスターすれば点数がとれるようになるはずです。
点数が上がらないのであれば、その中身を分析するべきですね。
そして、どのように点数を上げていけばいいのかの戦略を立てるべきですね。
この生徒には、私が戦略を立てて、それを実行するように指示しておきました。
後は、この生徒が実行してくれるのを待つだけ。
今後の結果が楽しみですね。
それでは、今日はこの辺で。