塾で授業をしていても、すぐに理解できる子、なかなか理解できない子がいます。
そして、理解はしていても、すぐに忘れてしまう子もいます。
才能が関わってくることではあるのですが、勉強方法の基本ができていないのが原因の場合もあります。
基本的な勉強方法が身についている子は、塾の授業で理解したことをしっかりと思い出すことができますし、定期テストなどのテストでも点数をとることができます。
では、どのようなことが勉強方法の基本なのでしょうか?
以下で説明していきます。今日はその1です。
その1 丸つけを丁寧にこまめにしているか
定期テストの繰り返しをさせていても、丸つけをしないで先に進んでいる生徒がいます。
どんどん進めて、ある程度進んだら一気に丸つけをするのです。
他には間違っているにも関わらず、丸をつけてしまっている生徒もいます。
漢字間違えに気づかずに丸つけをしてしまい、テスト本番でも同じミスを繰り返す生徒です。
丸つけをこまめに行わないと、自分の間違いに気づくことがありません。
そうしないと、間違えてやり方を覚えてしまうこととなり、その後の問題でも間違えを繰り返してしまうこととなります。
そして、丸つけは赤ペンできちんと〇をつけることが大事です。
間違えた問題だけ×をつける人がいますが、合っている場合はちゃんと〇をつけましょう。
〇が増えてくるとテンションが上がってきますからね。
間違えたら、答えを写すだけではなく、なぜ間違えたのかを検討し、再度やり直しを行うべきです。
理解していないなら、教科書を読みこみましょう。ケアレスミスなら次こそ間違えないようにしましょう。
私の中学生時代は、問題を解く度に丸つけをきちんと行い、間違えたら問題にチェックをつけ、再度やり直しをして完璧にしていました。
「正」の字を書くようにして、最低でも5回はやり直しを行っていました。
「正」の字画が増えてきた問題は弱点であり、必ずテスト前に復習をするようにしていました。とにかく、テスト本番で間違えないためにできることを行っていたのです。
これらは、誰かに言われてやったことではありません。
すべて日々の勉強の中で自ら考えて行ったことです。
テストで完璧に正答を出すためには、中途半端な暗記では意味がありません。
丸つけをきちんと行える人は、間違えに対して真剣に立ち向かえる人なのだと思います。
頑張った割に定期テストの点数が上がらない人の多くが間違った勉強方法を行っている場合があります。
次、同じ過ちを繰り返さないようにするためにも、まずは正しい勉強方法を身につけきましょう。
それでは、今日はこの辺で。