定期テスト前のため、生徒が自習に来ています。
当塾の取り決めとして、定期テスト前の土曜日、水曜日、他平日一日は3時間の定期テスト勉強を強制しています。
つまり、全員の生徒が合計9時間の定期テスト勉強をしていることになります。
それだけで定期テストで高得点がとれるのか?
答えは否ですね。
もちろん普段からしっかりと勉強していて、定期テスト前は確認だけで済む生徒は高得点がとれると思います。
勉強において3流の生徒というのは、学校ワークを提出するだけの勉強をする子です。
提出物をきちんと提出しているという点では評価できますが、それ以上の勉強をしなければ定期テストの点数を上げることはできません。
そして、塾に入っており、塾の言う通りの時間勉強している子は2流でしょう。
言われたことをきちんとこなしているのは偉いとは思いますが、所詮はそれだけしかやっていないということです。
定期テストで点数を上げたいと心から願っている子ではないということがわかります。
そして、勉強における1流というのは、言われた以上のことができる子です。
塾の取り決めはあくまでも最低限度の行動だと思っています。
それ以上やるかやらないかは生徒次第です。
上記の来なくてはいけない3日間以外に自習に来ている生徒は、もれなく高得点がとれています。
最低でも5教科合計400点以上はとってきますし、中には450点以上とる生徒も出てきます。
私に言われるまでもなく、勉強する必要を感じて、自ら考えて行動しているのです。
こういう生徒は、今何をすべきなのかを考える力を持っています。
そういう子は、今後の人生の大事な転機で、しっかりとした判断ができるのではないかと思います。
実はそれ以上の生徒も存在します。そんな生徒を超1流とでも呼びましょう。
うちの生徒の中で、高校2年生にそんな生徒が二人ほど存在しています。
中学生時代は塾で自習することで勉強のペースを作っていました。
家ではなかなか勉強できない生徒でしたが、塾で自習を強制することでなんとか勉強の習慣を作っていました。
しかし、今では家で勉強できるようになっています。
そして、家以外でも高校の図書館や自習室で放課後残って勉強するようになっているのです。
一日何時間勉強できるかを考え、その日その日の最大まで勉強をするようにしています。
これは言われたから、こうなったのではなく、自主的に考えてこうなったのです。
中学時代は、塾に頼らざるをえなかった生徒も、今ではどこでも勉強できるような子に育っています。
勉強で1流以上の行動ができている生徒は、自ら考えて行動する行動力を持っています。
最初は言われて仕方なく始めたとしても、最終的に自分の意志での行動に変わっていれば問題はありません。
定期テストは努力が反映しやすいテストです。
それはその人の人間力を計る試金石となります。
定期テストまでは残り数日です。今からでも全力での勉強を開始してみましょう。
それでは、今日はこの辺で。