春期講習4日目です。
生徒たちには通知表と成績表を持ってこさせているのですが、
生徒の中で英語が上がった生徒がいました。
この生徒は1年前に塾に入った生徒なんですが、
その時点では全く英語のことがわからず、単語も知らずの状態でした。
英語の理解度は最低ランクといってもいい状態だったのです。
それから一年、中1の基礎から英語を習い始め、英単語を毎週のように勉強し暗記して、
少しずつ英語への抵抗感が少なくなっていきました。
そして、3学期に入ると、少しずつ英語への興味が出てきたんです。
英語への気持ちが変化してきたのに気づいた私は、
「最近、英語の調子がいいね。少しはわかるようになってきたかな?」
と質問をしました。
すると、その生徒は
「最近、英語が好きになってきたんです。」
と驚きの返事をしてきたのです。
その言葉通り、今回の通知表では英語の成績が上がっていました。
もちろん、英語ができる人とは差がありますが、それでも人並みに英語力が上がってきたんです。
1年でここまでくるのは、なかなかありえないことです。
この成果はこの生徒がコツコツと塾の課題をこなしてきたおかげなのでしょう。
講習中は英語の基礎を確認中ですが、一年前とは手ごたえが違います。
英語の理解力がかなり身についてきた証拠なんですね。
どんなに苦手な教科でも、わかるようになると楽しくなるものです。
今まで全くできない問題ができるようになるのだから、勉強するのも楽しくなってくるでしょう。
勉強が好きというのは、なかなか達することができない境地ですが、
一度好きになってしまえば、どんどん成績は上がるものです。
この生徒は、自らが課題を見つけ、それを取り組むようにもなってきています。
この境地に達することができたのだから、今後も期待できますね。
こんな生徒が一人でも多く出るように私も頑張ろうと思います。
それでは、今日はこの辺で。