昨日、とある高1生と話をしました。
この生徒は高校で定期テストの順位は上位をとっています。
ただ、模試の順位が低いんですね。
定期テストではいつも勝っている友達に、模試の成績では負けてしまうらしいんです。
そんなことを昨日嘆いていましたね。
特に、中学生時代得意だった英語が最近わからなくなってきているというのです。
学校の英単語テストではすべて合格してきたらしいのですが、
その覚え方を聞いてみると、学校に行く前にテスト範囲を覚えてなんとか合格点をとってきたとのことでした。
朝覚えて、その日の単語テストに合格するのは大したものですが、
その覚え方では次の日には忘れてしまいます。
実際、模試で英語の点数がとれない原因は、英単語の意味がわからないからでした。
私はこのような事態にならないようにと、高校に上がるときに、英単語の覚え方をレクチャーしていました。
英単語のテストはその日の朝に覚えるのではなく、一週間毎日コツコツ覚えるようにと指導していたのです。
しかし、その指導の甲斐なく、その生徒は間違った方法で英単語を覚えてきていたんですね。私が危惧していたことがそのまま起こってしまったわけです。
幸いにも、この生徒は自分の勉強方法のダメさを高1の間に痛感してくれました。
今後、意味のある勉強方法を実行してくれるのではないかと私は期待しています。
しかも、この生徒は今までの模試を引っ張り出してきて、わからない単語にマーカーを引き、意味を調べ、それを単語カードに落とし込んで、毎日暗記するようにしていると言っていました。
自分で勉強方法を工夫するのは素晴らしいことだと思います。
自分のダメさを自覚してそれを改良していく。
これが本来の勉強だと思います。
他の生徒にも言えることですが、私のアドバイスを実行できている生徒はほとんどいません。私の伝え方が未熟なのかもしれませんが、素直にアドバイスを聞くことができない生徒は本当に多いのです。
素直な性格を持つことは、成績を上げる上で必要なスキルだと思います。
まずは、疑うことなく先生に言われたことを実行してみましょう。
その後で、それが自分に合っているのか合っていないのかを考えればいいのです。
素直になりましょうね。それが成績を上げる一番の近道となるわけですから。
それでは、今日はこの辺で。