今日、とある中3生から数学の質問を受けました。
いろいろ試行錯誤しながら解こうとしていたのは素晴らしかったですね。
ただ、その問題が何を聞いているのかはわからなかった様子でした。
がむしゃらに考えたとしても、質問の意図をつかまないと意味がありません。
それは、ゴールがわからずに走り回っていると一緒です。
まずは、ゴールを見据えて、そのゴールに向かって走り出さないといけないのです。
入試問題レベルになると、何個かの段階を経ないと答えが導けないことがあります。
問題文を見た時に、どのように答えを導いていけばよいのかの手順を瞬時に判断しないといけないのです。
そこで試行錯誤が始まってしまうと、時間がかかりすぎて試験時間がなくなってしまいます。だからこそ、練習の段階で解く手順を覚えていかないといけないのです。
多くの生徒が何も考えずに問題を解き始めます。
ゴールを確認せずに解き始めるものだから、解いている途中で自分が何をしているのかがわからなくなってしまうのです。
それでは正解までたどり着くことができません。
大事なことは問題文をしっかりと読むこと。
問題文は自分に何を聞いているのかをしっかりと把握しないといけません。
それをしてから問題を解き始めれば、自分がどこまで答えに迫れたのか、今どこまで考えているのか、自分の居場所がわかるようになるのです。
問題文には、実に多くのヒントが隠されています。
出題者はそのヒントを見てくれれば、答えが出せるように考えて問題を作っています。
問題文が長ければ長いほど、ヒントの数も多くなり、それを手がかりに解いていけば問題は解けるのです。
しかし、読解力が乏しい生徒は問題文が長いことを嫌います。
短い文章ならしっかりと読むくせに、長くなった途端、最後まで集中して読まなくなります。それでは、ゴールが見えないので、正解までたどり着くことはできませんね。
中1・2生もいずれ受験生になるわけですが、今から難しめの問題にふれていくことが大事になりますよ。簡単な定期テストではなく、難しめの実力テストの解きなおしはしておいた方が絶対にいいです。
中3になって慌てて勉強を開始したところで、間に合わない場合が多いです。
自分の志望校に必ず合格したいと考えているのであれば、合格するためのことを考えていきましょう!!
それでは、今日はこの辺で。