夏期講習13日目です。
今日は提出してもらった課題ノートをチェックしていました。
すると、問題のある取り組みをしている生徒を発見しました。
その生徒はわからないところをすべて赤で答えを写していたのです。
私は課題をやる際、わからないところはテキストの説明部分を読んで理解してから解きなさいと指示を出しています。そして、それでもわからなかったら教科書を見なさいとも。
しかし、その生徒は調べることを一切しないで答えを丸写ししていたのです。
もちろん調べてわからないことは質問に来なさいとも言っています。
なぜこのようにしているのかというと、
それは、「自ら学ぶ力」を身につけてほしいからなのです。
授業ですべて伝えられれば、それにこしたことはありません。
しかし、そのためには膨大な量の授業を行わなければならず、それに伴い授業料も膨大になってしまいます。
授業で伝えられることは限度があるのです。
授業に頼り切りだと、いざ自分で勉強しなくてはならないときに何もできない人間になってしまいます。
そんな人間を育てたいとは思いません。厳しいようですが、自分で何とかする力を身につけてもらいたいのです。
最終的には自分でどうにもならない内容を授業で伝えていきたいのです。
最低限のことはまず自分でやり遂げる、それをやらないと今後も伸びることはないですから。
この生徒には今日一日わからないことを徹底的に調べさせました。
明日はその確認をしていこうと思います。
それでは、今日はこの辺で。