理想は生徒自身がやる気を自主的に出すことですが、そんなにうまくはいきません。
やる気はある程度勉強をして成績が上がってこないと出てきません。
ここの地域の中3がやる気を出すのは受験間際です。
しかし、受験間際から必死に勉強したところで、合格できるのはそれなりに成績がいい人だけです。
そもそも高校合格への成績が足りない人は勉強して成績を良くしていくしかないのです。
ということで、うちの夏期講習中はかなりの勉強をしてもらいます。
夏期講習中は、塾が開いている日は朝10時から夕方5時まで塾で強制的に勉強させます。
これだけで昼飯の時間を除いても6時間の勉強時間を確保できます。
とはいっても他の地域の受験生は一日10時間勉強する受験生もいます。
塾内で強制的に10時間勉強させる塾もあります。
これらと比べるとうちはまだまだ緩いんですよね。
やる気が出るのを待っていても、夏からしっかりと勉強する中学生なんて出てきません。
ある程度は強制的に勉強させるしかないんですね。
夏にかなりの勉強量を確保しないと、秋から冬にかけての受験勉強がうまくいかなくなります。
夏に勉強をしたところで大きく成績をあげることはできませんが、今後も勉強を継続していけば10月くらいに成果が現れ始めます。
成績を上げるというのはある程度の時間がどうしてもかかってしまうのです。
全員が高校受験を成功できるように、できるかぎりのことをやらせていくしかありません。
たくさん勉強したからといって、困るようなことは何もありません。
今できることを精一杯やる。これを夏の目標にしていきたいですね。
それでは、今日はこの辺で。