大学にはどうしても行かなくてはいけないのでしょうか?
塾講師あるまじきセリフですが、最近本当にそう思います。
現在、少子化のために大学は全入時代を迎えています。
つまり、入試で名前さえ書けば大学に入れる時代なのです。
とはいっても、一部の名門大学は異なります。
そこはかなりの努力をしなくては入ることができません。
「周りのみんなが大学に行くから自分も行く。」
「せっかく進学クラスに入ったのだから、大学には行く。」
「高校卒業してすぐに働きたくないから大学に行く。」
以上のような理由しかないのに、
親を説得してどこでもいいから大学に行ってしまうのはとても危険です。
もし、奨学金をとって大学に行ってしまったら、借金を抱えながら生きていくことになります。
もし、3流の大学に行っても大企業には就職できません。
以前と比べても学歴社会はなくなってきましたが、依然高学歴な学生の方が有利なことに変わりはありません。
当たり前のことですが、1流の大学に進学している生徒は、高校時代に大学受験のための勉強を相当やっています。生半可な努力では1流大学に受かることはできません。
一方でどこでもいいから大学に行く生徒は、そこそこ努力はしていても血のにじむような努力はしていません。高校生時代の努力の差が人生においての格差を生むのです。
そこまで想定した上でわが子を3流大学に入れるというのであれば問題はありません。
しかし、自分の子供がいばらの道を歩むことも予想してくださいね。
理想は「やりたいこと」を見つけてから大学に行くことです。
そのためには中学・高校時代に色々なことを考えさせる必要があります。
基本的に子供は社会のルールを全く知りません。
学校では教えませんからね、当たり前のことです。
では、誰がそれを教えるべきなのでしょう?もちろんそれは親御さんですね。
まだ、子供だから知らなくていい・・・
そういう考え方も理解はできますが、何も知らない子になってしまうのは危険だと思うんです。
お子さんの進路は慎重にお決めくださいね。将来を見据えてどういう方向に誘導していくかが大事になります。
ちなみに、神栖2中は明日で定期テスト終了。水曜日の自立支援学習日はテストが終わったばかりなので、休んでも大丈夫ですからね。家でのんびりしてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。