「先生、覚えられません。」
「先週やったことを忘れちゃうんですけど」
この時期の生徒の口癖ですね。
でも、やったことを忘れていては入試本番で点数はとれません。
最低でも入試まではしっかりと覚えておかないといけませんね。
エビングハウスの忘却曲線については、当ブログでも何度も紹介しています。
人は一日で約7割のことを忘れてしまう生き物です。
昨日覚えた大事な用語や問題の解き方など、次の日になればそのほとんどを忘れてしまうのです。
私たち人間が覚えたことを記憶しておきたかったら、とにかく早めに復習するしかないのです。それも一日だけではなく、毎日毎日チェックしていくのです。
まず昨日暗記したことを覚えているのかを確認する。覚えてなかったら覚えなおす。
次の日も覚えているか確認する。そして次の日も・・・
3日間連続で暗記してしまえば、そこからは簡単には忘れなくなります。
私も現在、英語の文法書を毎日読んでいるのですが、必ず昨日読んだところから読み始めます。まずは覚えているかどうかを確認するわけです。
覚えていないのなら、またしっかりと読みなおす。覚えていても、さらっと読み返します。
私が覚えるために大事だと思うのは、時間ではなく回数です。
いくら長時間暗記に時間をかけても意味がないのです。短時間の暗記であっても何度も復習すれば定着します。その方が効率がいいのです。
受験生のみなさんは今まで習ったことを復習していることと思います。
でも、一日復習して理解した気になっても、次の日も覚えているかはわかりませんからね。
覚えられないとか、忘れちゃうとか嘆く前に、毎日確認する努力をしましょう。
それでは、今日はこの辺で。
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