定期テストも一段落したので、久しぶりに学習方法について。
今回定期テストの目標を9割にしていた生徒がいました。
その生徒の結果は8割にとどまりましたが、いろいろと話しをしているとダメな理由がボロボロ出てきました。
その1・・・繰り返しが足りない
生徒「先生、今回学校のワークを2回解きなおしをしたのに、点数が伸びなかったよ・・・」
私「そりゃそうだ、2回じゃ足りないよ。」
当ブログでも、繰り返し学校ワークを解きなおししなさいと何度も言ってきましたが、
1回2回だけでは、話になりません。
実は、解きなおしは4~5回になって初めて効果が出るものなのです。
丸つけをきちんとして、間違ったらやり直す。そして、間髪入れずに2回目に突入する。
2回目が終わったら、また丸つけをして、間違った部分をやり直す。もちろん、間違った問題にはチェックを入れておく。
3回目以降はスピードを意識して問題を解く。2回でほとんど暗記していると思うので、どんどん問題を解いて、頭からすぐに答えが出てくるようにする。
4回目は間違った問題だけを繰り返す。5回目以降も同様。完璧になるまで繰り返す。
何度もやるのは一見すると、とても大変なことのように感じます。しかし、何度も繰り返し解くことはそんなに大変なことではありません。なぜなら、繰り返す毎にスラスラ解けるようになるからです。
わからない問題に対して、ずっと「にらめっこ」をしていても頭はよくなりません。まずは、解いてみて豪快に間違えるのです。そして、一つ一つを理解して、繰り返して問題を解いてみましょう。きっと世界が変わって来るはずです。
その2・・・確認方法に慣れていない
生徒「先生、テスト時間が余ったから、2回も見直しをしたのに合ってなかったよ」
私「そりゃ、普段から確認をしていない人が、いきなり確認したってダメでしょ」
いくら確認に時間をかけたところで、間違いに気づける人間でなければ意味がありません。
テスト中に確認ができるようになるためには、普段の勉強から間違えに敏感にならないといけないのです。
勉強ができない生徒の多くが、「丸つけができない」生徒です。
問題を解いたのに、丸つけをしないなんて話になりません。
正解か不正解か気にならないのは、テストの点数を上げる気がないのと一緒です。
普段から問題を解いたら、すぐに丸つけをして確認する。そして、間違えたら即座にやり直しをして完璧に覚えるようにする。これは当たり前のことです。
「問題を解くときは小心者であれ」
これは、私が勉強しているときに意識していた言葉です。
問題を解いても、「間違えたらどうしよう」と不安になることが大事です。そして、丸つけをして、丸だった時に安心するのです。バツだった時は、テストで間違えないように完璧にしておこうと思えばいいのです。
以上のように、目標を達成できない時には何かしらの問題点があるものです。
なかなか自分では気づけないことですが、問題点を放置したままで勉強していても、思うように点数が上がることはありませんよ。問題点はすぐに解決していきましょう。
それでは、今日はこの辺で。
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