厳しい保護者の子はたくましく育つもの。

保護者の方が子どもに甘いのかどうかは、塾への取り組み方でわかります。

例えば、毎日のように自習に来る生徒です。

基本的に子どもは家でのんびりしたいと思うのが当たり前です。

 

しかし、家では勉強しないと分かっていて、そのために塾へ子どもを送り込むのです。

最低でも塾に来れば勉強はしてくれます。

それだけでも保護者の方の心労は軽減されるでしょう。

 

そもそも送迎自体が大変なことだと思います。

自らの仕事、そして家事をこなしながら、子どもの送迎に時間を割くわけですからね。

 

塾としては、送迎してくれている保護者の方には頭が上がらない思いです。

塾の取り組みに一定の理解がなければできないことだと思いますので、うちの塾生の保護者の方々は優秀な方が多いのだと思います。

 

子どもに勉強をさせようとするのは、とても大変なことだと思います。

かなりのエネルギーを使って子どもに勉強させるわけですからね。

しかも、子どもは反抗してきますから、その反抗と戦うのも大変だと思います。

 

しかし、保護者がしっかりと子どもに向き合えば、その子はどんどん良い子になってきます。

勉強するのが当たり前なんだと理解させれば、どんどん反抗が少なくなっていくことでしょう。

 

子どもへ厳しく接するのは、将来の進路まで導くまで続けてほしいですね。

途中で緩めてしまえば、今までの努力は水の泡になってしまいます。

最後まで貫くことで、子どもはきちんと進路を決めることができるでしょう。

 

もし、子どもに大学を受験させるなら、一度決めた目標を変えないでほしいのです。

子どもが○○大学に行きたいと言ったのなら、それを貫き通してもらいたいのです。

 

例えば、子どもが国公立大学を目指したとします。

その子は国公立を目指すべく勉強していくわけです。

 

しかし、思うように成績が伸びていきません。

そうなると、国公立大学への合格は厳しいと判断して、私立大学でもいいよと保護者が子どもに言ってしまうのです。

そうなると、途端に子どもは楽な方へ逃げていくことになるでしょう。

 

せっかく、今まで上を目指していたのに、自分の実力くらいの進路が見つかれば、それ以上の努力はしなくなるはずです。

できれば、ギリギリまで国公立以外は大学は行かせないという姿勢を貫いてほしいのです。

 

私立に変えるかどうかは、一月の共通テストを受けてからでも間に合います。

それまでは国公立を狙ってほしいわけです。

そうすることで、その子どもはギリギリまで成績を上げることができるでしょう。

 

たとえ国公立大学に間に合わなかったとしても、次点で選んだ私立大学には合格できるのです。

まぁ、理想は国公立大学に合格することですが、そんな簡単なことではありませんからね。

 

大事なことは保護者が信念を曲げないようにすることです。

子どもは親の姿をよく見ていますからね。

厳しく接すると決めたのであれば、最後まで貫き通さないとダメなんですからね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。