問題の文章を読んで、何を聞かれているのかを理解する・・・
これは小学校の頃から、それなりに勉強と向き合っていればできることです。
しかし、小学校の頃から勉強という勉強をしたことがない、させたことがないだと、最低限の読解力は身についていないと思います。
残念ながら、最低限の読解力・・・つまり、問題の意味を理解する力がなければ、成績を上げることはできません。
基本的に読解力がない子というのは、問題を解いてきた経験が圧倒的に少ないです。
小学校の頃から、問題と真剣に向き合っていれば、問題が何を問おうとしているのかは理解できると思います。
ちなみにですが、小学校の頃から高校生まで、問題の問い方というのは、そこまで大きな違いはありません。
徐々に長くはなっていきますが、ただそれだけです。
問題文の種類などはそこまで多くはなく、大半の子たちは問題集を解いていくだけで、問題文で何が問われているのかを理解することはできるのです。
しかし、本当に勉強の経験が少ない子は、徐々に問題文の意味を理解できなくなります。
問題で何を問われているのがわからないのに、正答を書けるわけもありません。
だから、最低限の読解力がない子が勉強で身を立てるのは難しいのです。
当たり前のことですが、この責任は親にあります。
子どもにきちんと勉強をさせてこなかったがために、子どもは最低限の読解力を持ち得なかったのです。
これは社会に出てからも困ることになります。
学力がないというのは、社会で生きていくのが大変なんですよ。
そもそも契約書だって読めませんよね。
それなりに読解力がある人だって契約書の内容を理解するのは難しいのに、読解力がない人がそれを理解するのは無理ってものです。
だから、詐欺に引っかかることになるのです。
勉強の意義はいろいろありますが、学力を上げることは身を守ることにつながると思います。
学力を上げれば、考える力が養われ、ひいてはウソを見抜く力へとつながっていくのです。
身につけた知識は生きていく上で、大きな助けとなってくれることでしょう。
では、最低限の読解力がない子が、今からどうやって身につければいいのか。
それは、親子の会話を密にする以外はありません。
読解力がない子って、自分の意見もろくに言えないことが多いんですよね。
頭の中で言いたいことがまとまらないので、口に出すことができないんです。
仮におしゃべりだったとしても、その内容は支離滅裂ではないですかね。
会話がきちんと成り立っているのかを確認してみてください。
聞かれた質問にきちんと対応できているのか、それを確認しましょう。
何も考えずに出た言葉は、思った以上につながりがない言葉となります。
会話しているようで、ちゃんとキャッチボールができていないのです。
そこに気づいたらマズいと感じてくださいね。
会話のキャッチボールをすることは、その子の語彙力を高めることにもつながります。
とはいえ、親にどれだけの素養があるか次第ですけどね。
親が会話の違和感に気づけないのであれば、子どもの読解力がないのも頷けるってものですから。
さすがにこのブログを読んでいる人が読解力がないとは思いませんが、それでも子ども1人人1人がきちんと読解力があるとは限りません。
点数が上がらないのは単純に問題の意味を理解していないだけかもしれませんよ。
ぜひ確認して、早めに対処してくださいね。
それでは、今日はこの辺で。