やる気がある子って、こちらから何も言わずとも勝手に自習に来ます。
本来は家でやるのが好ましいのでしょうが、家での誘惑と戦って負けるよりは、塾に来て自習した方がよっぽどマシです。
塾に来たら最後、一定時間は強制的に勉強ですからね。
私も四六時中生徒を監視しているわけではありませんが、生徒がサボっているなと気づいたら声をかけるようにはしています。
ただ、これもやる気のある子には無縁の話です。
そもそもが自分で決めて勉強しに来ているわけですから、私が監視せずともずっと勉強していますよね。
休憩時間をとらずに黙々と勉強している子もいますし、そういう子の気迫にこちらが引いてしまいます。
むしろ、周りが大丈夫かな?と心配するくらい頑張るのが正解なのであり、休憩がいらないならずっと勉強していてもいいわけなんです。
受験勉強が末期になってくると、休憩は邪魔でしかなくなると言いますしね。
休憩時間中に勉強しないことで、不安に苛まされて逆に落ち着かなくなってしまうのです。
これこそ究極の状態ではありますが、本当に頑張る子ってこういう境地までたどり着くんですよ。
こんなことを言っていますが、私自身は経験したことがありません。
ただ、教え子にはそういう子がいて、講師の私がそういう子を尊敬してしまうことがあるのです。
こういう突然変異的な子がたまに出てくるので、私的にはこの仕事はたまらないんですよね。
ちなみに、私がこういう子を育てることはできませんからね。
あくまでもこういう特異な子というのは、子育てあってのことですから。
私ができるのは、その子に現実を知らせ、社会において正解が何かを伝えるだけですから。
それだけで火がつく子ってのは、もともと素晴らしい素質を持っていたんですよ。
やる気がある子を作るのは、その子に夢を見させてあげられるかどうかだと思います。
さすがに目標が決められない子には、やる気を出すことは難しいですからね。
まずは、将来のことを話し合い、それに向けての教育をしっかりとやってください。
最初から外部に頼るのではなく、まずは保護者の方が自分で良いと思うことをやっていってほしいのです。
とにかく前へ。
できることを精一杯やっていきましょう。
そうして子どもはたくましい子になっていくのだと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。