子どもの可能性を最後まで信じてあげられるのは親だけ。

私の塾は小学4年生から高校3年生まで対応しています。

どんなに長く在籍しても、高3になったら絶対に卒業してもらうわけです。

 

今在籍している子で最長なのは8年の子ですかね。

小学5年生からずっとうちの塾で学んでいて、今年が高3で大学受験生となっています。

 

どれだけ長く見ていたとしても、高3を経たらもう私からは手が離れます。

他の子だって中3で卒業していく子もいれば、途中で退塾していく子もいるわけです。

どうしたって生徒との関わりには期限があるわけですね。

 

塾に在籍している間は、その生徒がきちんと自分の決めた進路に進めるようにサポートしていきます。

勉強面は当たり前として、時には家族内の相談や学校の相談にも乗ったりします。

ちょうど思春期の生徒たちですから、悩みは尽きないんですよね。

 

最終的に生徒たちが自分の行きたい進路に進むことができれば私の仕事は大成功なわけです。

中には、全く言うことを聞かず、私に反発して塾を去る子もいます。

 

残念ながら、うちの塾と関係がなくなったところで、私はその子の行く末を案じることはなくなります。

いつまでも離れていった生徒の心配などしてはおれません。

 

塾講師なんて縁が切れればそれっきりってことです。

まぁ、学校の先生、習い事の先生だって同じですよね。

卒業生の一生を案じながら生きている人はいないでしょう。

 

しかし、親は違います。

親は子どもの一生を案じながら生きていかないといけないのです。

子どもの将来を心配するからこそ、子どもに小言を言い続けないといけないのです。

 

すべての子どもが親の言うことを素直に聞くわけもありません。

それでも毅然な態度で親は子どもの接してかないと行けないのです。

 

もし、子どもがどれだけ親の言うことに逆らっても、どれだけ子どもへの期待を裏切られても、親だけは子どもを見限ってはいけません。

周りがその子に諦念を持ったとしても、親だけは信じてあげないといけないのです。

 

もちろん、子どもとの衝突は多々あると思います。

親の愛が子どもに伝わることはなかなかに難しいと思います。

 

しかし、親は子どもの最後の砦です。

親だけは子どもから目を離してはいけないのだと思います。

 

思春期の子たちは色々と反抗してくると思います。

そんな反抗に屈することなく、毅然として親の威厳を見せてくださいね。

どれだけ子どもが駄々をこねようと、ダメなものはダメと言い張りましょう。

 

そして、子ども自身が成長して、1人で歩き始めたら、温かい目で見守ってほしいのです。

大変だと思いますが、その日が来るまで頑張りましょう。

 

子どもの成長は親の手にかかっています。

ぜひ子どもの成長の担い手として、親の力を発揮してくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。