これをご覧になっている保護者の方は、家事を毎日されていると思います。
料理をしそれを食べさせてから皿洗いをし、洗濯をしそれを干して乾いたら取り込み、掃除機をかけトイレに風呂に掃除をし、子どもの送迎までやっていますね。
もし、この家事をやらなくなってしまったらどうなるでしょう。
料理をしなければ、コンビニなどで弁当を買うか外食になってしまいますね。
もちろん、コストは大幅に増え、家計の負担は大きくなるばかりです。
洗濯をサボれば次の日に着ていく服がなくなり、洗わずにその服を着続ければどんどん匂ってきます。
掃除をしなけれがほこりがたまり、ゴミがたまっていってすぐに足の踏み場がなくなることでしょう。
このように家事をさぼることで、生活レベルはどんどん下がってしまうのです。
しかも、溜めることなく、毎日少しずつやっていかないと生活レベルを維持することはできません。
これは子どもの勉強でも同じなのです。
毎日毎日学校でやった授業の復習をしたり、宿題をこなしたり、課題をやったりとそれをこなしていかないと学力レベルはどんどん下がってしまうのです。
勉強は最悪やらなくても死ぬことはありません。
家事は死活問題ですから、やらざるをえないんでしょうけどね。
緊迫感でいったら、もちろん家事の方が大きいわけですが、それでも勉強をおろそかにすればそのツケは後で絶対にまわってきます。
子どもがその日に勉強しないということは、家事を一日放置するのと同等です。
そうなったときの家の状態なら容易に想像できると思います。
それを子どもの頭の中がそうなっていると想像してください。
子どもの頭の中は一日勉強しないだけで、もうカオス状態になります。
今日学校で覚えた知識は一応頭の中に入っているものの、きちんと整理整頓しないので、いざとなったときに出てこなくなります。
きちんと復習をして知識を定着させなければ、頭の中の知識は基本的に風化していって、あとかたもなく消えていくのです。
せっかく時間をかけて学んだことを、その日に復習しないだけでムダにしていくのです。
それが毎日だと仮定してください。
家事を毎日やらないのです。
あっという間にゴミ屋敷になってしまいますよ。
ゴミ屋敷が想像できないなら、YouTubeで検索してみて下さい。
目を覆いたくなるような動画を簡単に見ることができると思いますよ。
子どもが家で勉強するというのは、大人が仕事をして帰った後に家事をするようなものです。
仕事をして疲れたからといって家事をやらずに遊んでいたら、家はどうなるのでしょう。
もし、想像できないというのなら、仕事から帰ってきてからスマホでずっと動画を見つつお菓子を食べながらダラダラ過ごして下さい。
それを続けていけば、家がどうなるのか、実際に見て感じて下さい。
子どもの頭だって同じなんです。
毎日学校に部活にと疲れているとは思いますが、家での勉強もやらないといけないのです。
それが後々自分の進路選択などで響いてくるのですから、今コツコツ勉強していくことは将来への投資でもあるのです。
保護者の方々が家事をやるのが当たり前というレベルで、子どもが勉強するのも当たり前なんですからね。
それを子どもに話して納得してもらえないなら、家事をやらずに子どもを2,3日放置してみてくださいよ。
どれだけ恵まれているのかわからせた後に、勉強をする約束をするのもいいかもしれませんよ。
それでは、今日はこの辺で。