試験を受けるのはあくまでも自分なんだよ。

高校受験のために勉強を頑張っている中3生、大学受験のために勉強を頑張っている高3生、どちらも共通しているのは、あくまでも試験を受けるのは自分だということなんです。

 

試験で問題が解けるようになるためには、試験前にいかに多くの良質の問題を解くかにかかっています。

問題の解いて丸付けをして、わからなかったり間違えたりしたら解説を読み、再度解き直しをする・・・こういうプロセスが必要なのです。

 

なぜなら、試験中に問題を解くのは自分だからです。

いくら先生が指導したところで、その指導を理解しなくてはいけないし、そこから問題が自分で解けるようにならないといけないのです。

 

しかも、学校での授業ではすべてを教わることはありません。

自分で理解する必要が出てくるのです。

これは塾に通っていても同じです。

 

塾ですべてを教えることは時間的に不可能なのです。

受験前になれば、応用問題の解説はするでしょう。

しかし、それも今までに基本を理解した者でないと理解はできないのです。

 

いろいろな勉強をしていく上で、わからないことがあったとしても、自分なりに理解することが大事になります。

理解をしようと努力をしないと、先生に質問をして説明されたとしても理解はできないでしょう。

 

私は授業でもテスト直しでも、すぐに教えることはしないようにしています。

生徒が「う~ん」とうなりながら考えている姿が貴重だからです。

もし、すぐにでも答えを教えてしまえば、生徒は考える機会を失うでしょう。

 

もちろん永遠に考えさせることはしないですけどね。

それをやってしまうと、授業時間が全部潰れてしまいますからね。

一定時間は考えさせたり調べさせたりしてから、答えの解説をするようにしているのです。

 

それもこれも、試験は生徒自身が受けるものだからです。

どれだけ私が指導したって、生徒自身が努力しないと意味はないのです。

手取り足取り指導したって、生徒本人の力が伸びなければ、試験には合格できないのです。

 

今回、何度も忠告しましたが、あくまでも試験を受けるのは子ども本人なのだと知っておいて下さい。

親がどれだけ過保護にしようが、どれだけ面倒見のいい塾に行こうが、子ども本人が動かないとどうにもできませんからね。

 

時には厳しく、時には優しく、ゆくゆくは自分の足で歩んでいく子どもの将来に期待して、子育てをしてみてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。