一流大学に合格できる人はほんの数パーセントしかいません。
東京大学、京都大学、一橋大学、東京科学大学(旧東京工業大学)なんてところは偏差値が70を超える化け物が行くようなところです。
偏差値70というのは、上位2.28%です。
100人中3人未満のごく少数のエリートなんです。
こういう大学に行くような子は、高校のレベルも偏差値70を超えていることが多いです。
残念ながら偏差値70を超えるような高校はこの近辺にはありませんけどね。
こういうエリートが行くような高校が存在しないというところが、この地域の学力を物語っているといえるでしょう。
とはいえ、そんな中でもエリート大学に行くような猛者がこの近辺の高校にもいます。
まぁ、清真学園やら佐原高校くらいにしかいませんけどね。
しかも、10位以内に入るような学力上位者じゃないと無理でしょう。
では、こういう子ってどんな子なんでしょう。
以前私の教え子もここまでのエリート大学ではないにしろ、かなりレベルの高い大学に進学した子がいますが、その子の特徴がまさにそれでしたね。
この子を指導したのはこの子が中学生のころだけでしたが、もうその頃から他の子とは違う行動をしていましたね。
こういうエリート大学に行くような子というのは、基本的に中学時代から人とは異なるんですよ。
参考にならないかもしれませんが、こういったエリート大学に行くような子がどんな子なのかを紹介しておきますね。
一つ目、勉強すること自体が好き。
中学時代の教え子は数学の難問を解くことに快感を覚えていましたね。
いろいろなやり方を模索して、自分が考えたやり方を私に披露してました。
他にも東大に行った子の話だと、この子は数学を勉強するのがとにかく好きで、父親に「大学への数学」という数学の問題集の中で最高峰のものをねだっていたそうです。
毎日勉強の大半が数学ばかり勉強していて、学校の授業を聞かないような問題児だったらしいですけどね。
当たり前のことですが、勉強が何よりも好きという状態になっていないと、飛び抜けた化け物クラスにはなれません。
「好きこそものの上手なれ」という格言はまさにそれで、好きなものはやっぱり伸びるんですよね。
二つ目、人に教えるのが好き。
こういう優秀な子は、勉強で困っている子がいたら喜んで教えてあげます。
この教えるという行動は、実は教わっている子のためになるのではなく、教えている側の方がメリットがあるんですよ。
そもそも教えるという行為は、人よりも多くのことを知っておかないとダメですよね。
教えられるということは、薄っぺらい知識だけでなく、豆知識的な知識まで蓄えておかないといけないのです。
そして、教えている間に、自分のわからなかったところまで整理できるんですよ。
もし勉強を教えてと頼まれても「時間がないから教えられない!!」と言ってしまう子は、単に余力がないだけであり、そういう子はエリートにはなれないでしょうね。
三つ目、人に頼ることをしない。
こういう子は基本的に独学で理解をすることができます。
自分のペースで自分がわからないところだけを調べて理解をしていくことができるのです。
とはいえ、学校の授業をないがしろにしたりもしません。
優秀な高校であれば、授業をしている先生も優秀ですからね。
その先生の授業を集中して聞くことで、大事なポイントだけを頭にいれるんです。
そして、こういう子は自分が受験で使わない教科の授業もムダにはしません。
自分には関係ないからと、授業中に内職して受験勉強してしまう子は単に能力が低いだけなんですよね。
こういうエリートはどんな授業であれ、楽しさを見出すことができるので、大学受験で使わないから授業を聞かないなんてもったいないことはしないのです。
むしろ、自分と関係のない授業を聞くことで、他の教科に応用したりします。
それだけ勉強というか、学問に対しての興味が尽きないんでしょうね。
四つ目、負けず嫌いであること。
負けず嫌いといっても周りに負けて悔しがるのではありません。
こういう子たちにとって、周りの子は相手にもならないことが多いので、むしろ敵は自分自身になるのです。
例えば、分からない問題があったとします。
何時間考えてもわからない・・・となればもう答えを見て理解をするしかないのですが、こういった子は、それが悔しくて仕方がないんです。
絶対に分からないなんてことにならないように、いろいろなことを理解するんだと決意を新たにします。
わからないことがあることが何よりも嫌いだったりするんですよね。
だからこそ、色々な知識をできるだけ吸収していこうとするんです。
つまり、知りたいと思うことに貪欲なんですよ。
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以上のように、こういった化け物クラスの子というのは、周りの子と同じような行動はしないのです。
そもそも周りとは違った変わった子であることが、優秀であることの第一歩なのでしょう。
例えば、スマホやゲームを毎日のようにやっていたり、暇があればゴロゴロ寝転んでいる、暇さえあれば友達と遊びにでかける・・・
そんな子がエリートになれるわけもないんですよね。
ちなみに、こういう子は親が作っているんですからね。
子どもがエリートになるのは、親の教育が化け物じみているからなんですよ。
こういう子の親は子どもの好奇心をくすぐるのがうまいですからね。
好奇心を満たすためには何でも買ってあげるというスタンスも大事なんですよね。
図鑑だったり絵本だったり、レゴブロックだったり、もちろんベタに参考書や問題集を買い与える場合もあります。
私の教え子の親もすごかったですよ。
子どもがオンライン教育を受けたいと言ったら、速攻でその契約をして、すぐにそれを受けられるように手配していました。
そのスピードから見ても、子どもの好奇心を逃すまいとする意気込みが感じられますよね。
まぁ、ここまでのエリートの子どもを育てられないにしても、やり方次第で子どもを良い方向に導くことはできますよ。
そのためには、まず親が頭良くならないとダメですからね。
子どもばかりに勉強させようとしても、親がダメなら子どもも良くはならないですからね。
それでは、今日はこの辺で。