保護者と塾が連携して生徒を指導していきたい。

6月は毎週土曜日に保護者面談を行っています。

生徒の家庭での様子を聞いたり、塾の様子を伝えたり、生徒の性格をいろいろと考察して今後の動きを予測したりと、有意義な面談となるように心がけて実施しています。

 

こういう話合いが定期的に行われないと、生徒の指導に偏りが出てきてしまうんですよね。

塾の考えだけを押しつけても生徒が窮屈な気持ちになってしまう場合もありますし、家での方針を聞かずに指導していても保護者の望みとかけ離れた指導になってしまう場合もありますしね。

 

生徒をできるかぎりまっすぐ伸ばすためにも、保護者と塾の連携は欠かせないんです。

 

基本的にうちの塾の保護者は教育熱心な方が多いので、面談においても色々な話をすることができます。

私が知らなかった一面を教えてもらえるのも、この面談のメリットなんです。

 

さすがに生徒の家での様子は分かりませんからね。

親子がどのように接しているのかを知るのは、指導する上でとても大事なことなのです。

 

他のメリットとしては、保護者の方針と塾の方針を照らし合わせることができるということです。

保護者の要求が塾の方針とずれてしまうと、それは不満へとつながっていきます。

 

不満が募れば、塾への協力も薄れてしまいますので、どうしても成績が上がっていかなくなってしまうのです。

であれば、保護者の方針と塾の方針はすりあわせていた方がいいんですよね。

 

以前いた生徒の話ですが、保護者の意識が非常に低かった家庭があったんです。

子どもは塾のやり方に精一杯ついていこうと頑張っていたのですが、保護者はそこまで子どもに勉強をやらせようと考えていなかったんですね。

 

その子が中3のときの秋の保護者面談のことです。

塾としては志望校を決め、これからの冬期講習で頑張ってもらおうと思っていたんです。

しかし、その保護者は面談で冬期講習の不参加を言ってきたんですよね。

 

私も強制的に講習に参加させることはできませんので、保護者の要求がそういうものであれば、従うしかありません。

結局、その子は受験前の冬期講習に不参加となってしまったのですが、その子自身は参加したがっていました。

 

経済的な理由で講習に不参加ならまだ分かる話なのですが、その保護者は子どもにそこまで勉強をさせようと考えていなかったんですね。

案の定、その子の成績はそこから上がることはなく、志望校には合格したものの、その後どうなったのかは分かりません。

 

その出来事が不幸なのかどうなのかは分かりませんが、いくら塾が成績を上げようと考えても保護者が同じ考えでなければ、子どもの可能性を摘んでしまうことになるのです。

せっかく子ども自身がやる気になっているなら、思いっきり勉強はさせてあげてほしいんですよね。

 

とはいえ、お金が発生する以上、塾としては強制はできませんけどね。

教育方針の主導権はあくまでも保護者側にあるものですしね。

塾としても保護者の要望に沿わないことをやる気もありません。

 

まぁ、間違ったことは間違っていますよと言わせてもらいますけどね。

私があくまで願っているのは、生徒の成績の上昇ですから。

 

保護者面談はもう少し続きますが、まだまだ有益な情報がいただけそうです。

うちの塾の保護者の方々は何かあれば私にご連絡くださいね。

できるだけ早期に対処させていただきますからね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。