レベルの高い高校に行くのは、良質の授業を受けるためなんだと思いますが、そのメリットはそれだけではありません。
意識の高い子と友人になれるというのも、大きなメリットなんです。
偏差値が高ければ高いほど、志が高い子が多くなっていきます。
それこそ、比例していくものなんです。
偏差値が高い高校に集まる子というのは、今まで勉強を頑張ってきた子が多いです。
だからこそ、夢を持ってその高校に入っていく子も多いのです。
将来の夢が決まっていて、ゆくゆくはレベルの高い大学に進学したいと考えるのです。
ただ、そういう集団とはいえ、意識が低い子も当然います。
高校には入ったものの、努力することを辞めてしまい、どんどん落ちぶれてしまう子。
そういう子が一定数いるのも事実なのです。
残念ながら、一度ドロップアウトした子が這い上がることはないでしょう。
下位に沈んだ子がそこから這い上がって、上位に食い込むなんて話は聞いたことがないのです。
だからこそ、最初が肝心であり、最初のテストでの順位がそのまま引き継がれていきます。
自分はそういうものだというレッテルを貼ってしまい、それ以上を望むことがなくなるのです。
では、なぜそういう事態になってしまうのか。
それは出会いが良くないのです。
もし、自分のいつもいるメンツの中に、志が高い子がいたとしたらどうでしょう。
その子はいつも勉強しているし、成績に強い関心を持っています。
将来について常に考え、自分の行きたい大学を見据えて勉強しているのです。
そういう魅力的な子に出会うことができれば、自分もその子に影響を受け、勉強するようになるでしょう。
そういう子に出会うかどうかは、運にはなってしまいますが、日頃からの行いも大いに関わってきます。
類は友を呼ぶという言葉があるように、自分もそれなりに意識が高くなければそういう優秀な子と友達になることもないのです。
意識が低い子が選ぶのは、やはり意識が低い子なのです。
勉強なんて二の次の子とつるむことで、自分の心の平穏をはかるわけです。
自分の波長と合わない子を友達には選ばないでしょうから、そういう残念な子には残念な子しか近づいてこないのです。
いくら進学校に通っているとはいえ、意識が低い子は一定数いますからね。
そういう子と付き合うようになれば、自分の成績は上がってはいかないでしょう。
当たり前のことですが、大学進学も難しくなっていくことでしょう。
逆にそれなりに意識が高い子は、意識が高い子とつるむようになります。
良いライバル関係が構築できれば、手放しで成績は上位をキープできるでしょう。
実力が近いライバルは貴重な存在ですからね。
そういう子と出会えれば、切磋琢磨して成長していくことも可能でしょう。
とはいえ、こればかりは今まで生きてきた生き方やら、性格やらが影響しますので、さすがに今からどうにかなる問題ではないでしょうけどね。
ただ、あまりにも悪影響を与えるような交友関係はできるかぎりは切った方がいいでしょうね。
まぁ、保護者ができることも限られるとは思いますがね。
願わくば、良い出会いがあるといいのですが、こればかりは運がかかわってきますので仕方がないですね。
もし、良い出会いができたのなら、その関係を崩さないようにしてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。