生徒に授業をしていて、間違いを指摘すると、こういう子に出会います。
それは「あ~ちょっとミスっただけです。今日寝不足なんで・・・」って言い訳をする子です。
あたかも自分の実力ではないですよと訴えているかのように言い訳をしてきます。
このように間違いに向き合えない子は成績って上がらないんですよね。
この反応というのは、いわゆる自己防衛ってもので、自分を守るために無意識にやっているんです。
間違いを認めるのは自分の非を認めることになりますからね。
まぁ、ショックを受けるわけですよ。
しかし、こういったショックを受け、それを乗り越えないと成長はできないでしょう。
別に間違えたからって問題はありません。
授業で間違えたのはあくまでも練習なわけですからね。
そこで間違えてもテストで間違えなければ問題はないんです。
ただ、練習で悔しがれない子は、テストでも同じように間違えることになります。
感情が動かない子というのは、その間違いが印象付かないんですよね。
だから、テストでもその間違ったという記憶がよみがえらないんです。
記憶が呼び起こされないのですから、その子は同じミスを繰り返すことでしょう。
そもそもが家庭学習で問題を解いているときに間違いを見つけられないと意味がありません。
これは丸付けができない子では間違いに気づけないんです。
多分、知らないと思いますが、世間には丸付けができない子っているんですよ。
間違っているにも関わらず、平気な顔して丸をつけてしまう子って。
こういう子はどれだけ長い時間勉強しても成績は上がりません。
これは当たり前のことで、できない問題ができるようになっていかないからです。
勉強というのは、できない問題をできるようにしていくことです。
それができない以上、いくら時間をかけても成績は上がるわけがないんです。
テストで点数をとれるようになるこというのは、自分に厳しい子なんです。
ちょっとした間違いにも厳しく自分を叱咤するわけです。
そうして感情を動かしまくって解いた問題は、テストでもできるようになるでしょう。
成績優秀者の子でも、些細なミスを繰り返す子がいますよ。
本番までになんとかしているので、テストでは高得点をとってはいるのですが、そのテスト勉強中はよく間違えているんです。
それも何度も同じようなところで間違いをしているわけです。
これは確認をせずに先の問題を解いているからです。
自分が今解いた問題はきちんと合っているのか、それを目視で確認してから先に進まないから、間違いに気づかずに先に行ってしまうんです。
点数がしっかりととれる子というのは、慎重な子ですからね。
こういう慎重な子というのは、忘れ物はしないですし、締め切りだって守ります。
そういう生活の上でもしっかりとした子というのは、勉強でもしっかりとやってくれるんですよ。
長時間勉強しているのに、成績が上がらないのは、間違いにしっかりと向き合っていないからです。
丸付けをしてきちんと×がつけられない子は、成績が上がることはないですからね。
それでは、今日はこの辺で。