今日も保護者面談をやっていきました。
保護者面談からは家庭での子どもの様子がうかがえますから、とても有意義なんですよね。
塾の中の生徒たちは、どうしてもよそ行きの顔をしていますからね。
本音のところまでは推測できないので、保護者の方に話をうかがえるのは本当に助かるのです。
今日の保護者面談でも話をしたのですが、中学生の頃から高校を想定して動くことは大事だということです。
中学生の多くが高校受験を目標に勉強をしているため、高校合格が最終目標だと勘違いしている節があります。
高校に合格したことで大いに盛り上がり、一種の燃え尽き症候群のようになってしまうのです。
高校合格を喜ぶのは構いませんが、それで燃え尽きてもらっては困るわけです。
何のためにその高校に入ったのか・・・
そういった初心を忘れることは決して良いこととはなりません。
それなのに、あたかも高校合格が最終目標かというように喜び、その後何もしなくなってしまうのはもったいないのです。
これは中学生時代からの想定ができていないから起こる問題だと言えます。
もし、その高校に入るのが大学受験を見据えたものであるなら、高校に入った後も勉強を続けることが必須となります。
高校受験はあくまで通過点であり、その合格で満足してしまっては絶対にダメなのです。
では、どうしたらそういう燃え尽きを防ぐことができるのか。
それは最終的にどこに向かうのかを決めることで防ぐことができると思います。
例えば、教師になりたいという夢があった場合、教員免許がとれる大学に進学しないといけません。
数多くの大学で教員免許がとれるわけですが、それでも大学毎に特色があるわけですから、その特色を事前に調べていくのです。
自分が学びたいことは何か、どんな教師になりたいのかが明確になっていけば、おのずとそれに合った大学を見つけることができるでしょう。
色々な大学をピックアップして、夏休みなどにオープンキャンパスで雰囲気を見てくるのもアリだと思います。
そうやって中学生時代から準備を開始しても何も問題はありません。
むしろこういう準備が遅れれば遅れるほど、子どもたちが的確な進路を選べなくなっていくのです。
偏差値が高い大学に通えれば、それなりに恩恵を受けることができるでしょう。
偏差値が高い大学にはそれなりの人材が集まるので、そういう人たちとの出会いだけでも通うメリットがあるのです。
であれば、高校選びからしっかりとしないといけません。
大学のレベルが上がれば上がるほど、高校の中身が問われてきますからね。
そうやって通いたい高校が決まっていけば、高校に入ってからも頑張りを継続することができるでしょう。
しかし、大半の子たちは高校に入った途端、勉強をやらなくなります。
このブログではその愚かさを何度も語っていますが、学習内容が難しくなっていく中、勉強時間が増えていかないのはおかしいことなのです。
高校でも活躍したいと考えるなら、高校に入ってから考えるというのは辞めた方が良いですよ。
中学時代から高校のことを想定することはできると思います。
先を見据えて行動することで、予期せぬ出来事にも対応できるのですからね。
ぜひ家族で話し合いを設けて、先を見据えた行動ができるように整えていって下さいね。
それでは、今日はこの辺で。