勉強ってそもそも嫌なものですよね。
スマホで動画見ている方が楽しいし、友達とSNSで話をしていた方が楽しいでしょう。
ゲームしたりして時間を過ごし、眠くなったら寝る・・・
そんな怠惰な生活は誰もが楽しいものだと思います。
大人だって、できればそうやって暮らしていきたいと考えるでしょう。
子どもはもっとそういう欲望が大きいんじゃないでしょうか。
親から何も言われることなく遊び惚けている子は、きっと上記のような生活をしていると思います。
当たり前ですが、成績は下がる一方ですし、下手をするとゲーム依存症などになり、昼夜逆転生活にはまり学校にも行かなくなるかもしれません。
そこまで来るともう取り返しがきかないでしょうね。
そこから更生するのはかなり難しいと思われます。
まぁ、これは最悪なケースですけどね。
そこまでひどくないにしろ、怠惰な生活をしている子はいると思います。
では、そういう子が塾に入れられ勉強を強制されたらどうでしょうか。
当たり前のことですが、成績なんて上がるわけもないんです。
そもそもが子ども自身に成績を上げようという意思がないんですからね。
別に自分から行きたいと言いだしたわけでもないんですからね。
とはいえ、「辞めたい」とでも言うと親は子どもを叱るでしょう?
だから、子どもは本心は決して言い出すことはありません。
嫌々でも塾に通うことを選択するのです。
こうなると、いくら塾が優秀だったとしても成績が上がることはないでしょう。
集中して授業を聞かない、宿題も適当にやる、課題だって何とかこなすだけ・・・
こんな後ろ向きな行動では、成績は絶対に上がらないでしょう。
子ども自身が勉強しなきゃと思わない限り、この状況は続いていくでしょう。
だから、強引に親が子どもを塾に入れてはいけないのです。
これは親が子どもに勉強する意義を伝えていない、理解させていないから起こるのだと思います。
勉強ってそもそも何のためにやるんですか?
それは将来の選択肢を増やすためですか?
子どもに将来の仕事を選ばせたいと考えるなら、それを子どもに伝えないとダメです。
どうやったら仕事を選択できるのか、それを大人が子どもに伝えないといけないんです。
子どもを○○高校に行かせたいと考えても構いませんが、なぜその高校なのかを子どもに話しをしましたか?
子どもが行きたいと思っていない高校を、親が行かせようと考えてもムダですよ。
子ども自身が試験を受け合格しなければいけないんですよね?
どれだけ親が子どもに願望を押しつけても、実際に試験を受けるのは子どもなんですからね。
うちの塾では親の意向だけで子どもを塾に入れることを良しとしていません。
それは絶対に子どもが成績を伸ばすことがないと知っているからです。
そして、放置していても勝手に子どもが勉強への意欲を高めることはありません。
それは長男長女くらいでしょうね。
長男長女は空気を読みますから、親の願望に沿って動いてくれますよ。
でも2番目の子はそうはいきません。
だからこそ、きちんと話をしてあげてください。
勉強したらどうなるのか、そして勉強しなかったらどうなるのかを子どもに教えてあげてほしいのです。
残念ながらこれは親の仕事ですからね。
学校や塾にその役目を押しつけてもムダですからね。
なぜなら、子どもの身になって考えることができるのは親だけなんですから。
子ども自身だって、自分のことを大事にしたりしませんよ。
将来なんてどうだっていいんです。
どうせ親が助けてくれるとでも思っているんじゃないですかね?
まぁ、そう考えさせているのも親の責任ではありますがね。
子どもに納得して勉強してもらいたいのであれば、親が子どもに話しかけるしかないですからね。
もし、それが無理だって言うのなら、もうその子の行く末自体を諦めて下さい。
そして、お金のムダですから、塾も辞めたほうがいいでしょう。
うちの塾生でも、嫌々勉強している子はいますよ。
そして、そういう子は成績を伸ばしていません。
一方で勉強を嫌々やっていない子、前向きに頑張っている子は全員成績を伸ばしています。
子どもが最終的に成績を伸ばすことができるかどうかは、親が子どもにどれだけの愛情を与えるかどうかですからね。
こればかりは塾も学校も真似することができないんですからね。
我が子の行く末を案じるのなら、なぜ勉強しなくちゃいけないのかを親なりに子どもに話しをしてください。
ただ、強制的にやらせるだけでは、何も変化はないですからね。
それでは、今日はこの辺で。