大人は色々な経験をしてきたから、子どもの行く末がわかります。
なぜなら、我々大人は少なからず後悔をしているからです。
自分の後悔を目の前の子どもにしてほしくないと考えるのは、親にとっては自然な流れですよね。
その思いが強くなればなるほど、親は子どもに厳しく接するのだと思います。
子どもの行く末がどうなってもいいと思っているなら、何もしない親になっているでしょ?
子どもに自由に行動させている親は、子どもの行く末なんか案じていないんですから。
そもそも子どもは今まで何も成功体験をしてきていないんです。
あなたの子が高校生だとしたら、高校受験が成功体験だったとか言いだしそうですね。
もし高校受験で成功体験と言いたいなら、倍率が2倍以上で偏差値が70を超える難関高校に合格していないと成功体験とは言えないでしょうね。
まぁ、そういう高校に合格する子って、高校合格を成功体験とは考えないんですけどね。
あくまでも高校合格は通過点ですからね。
そのことをよく理解しているんですよ。
まだ成功体験をしたことがない子どもにとって、これからの試練はすべて困難なことだと思います。
どのくらいやればその壁を突破できるのかなんて分からないってことなんです。
だから、受験前になったら自分はその大学に合格できるだけの学力になる!!という期待は捨てた方がいいんです。
それは何の根拠もないですよね?
何度も言いますが、高校受験は成功体験には入りませんからね。
もし、高校受験でうまくいった体験にすがって、自信をもってしまっているなら、そんな自信は早めに捨てた方いいでしょう。
とはいえ、現時点で十分な実績を持っているなら、自信を持ってほしいですけどね。
それは、高校内で上位20%に入っているかどうかです。
そこまでの上位にいるのであれば、胸を張ってこれからの勉強に勤しんでほしいと思います。
一方でそんな高順位をとっていない人は、まずは現実を直視してくださいね。
あなたの考える「きっと大丈夫だろう」という期待は幻なんですからね。
周りを説得できる成果を出したいなら、まずは順位を上げなければいけません。
誰が見ても、頑張って成果を出していると認めてくれる証拠を出さないとダメなんですよ。
あなたの子が根拠のない論理を振りかざしてきたら、数字で見せろと優しく言ってあげてくださいね。
どんだけ子どもが親にいきってこようが、そんなの数字で見せてくれないと信じることはできないのだと、しっかりと子どもに伝えましょう。
今年度の共通テストは終わりました。
来年の共通テストまでは一年しかありませんからね。
今まで成果があげられなかった子が一年でどれだけの成果を出すのか・・・
あまり期待はできないかもしれませんが、希望の大学に合格してもらうためには必死こいて勉強させましょうね。
それでは、今日はこの辺で。