今から話すのは私の偏見であり、事実に基づいているわけではありません。
とはいえ、今までのその高校を見てきて感じたことを書いていくわけで、あながち間違ってはいないと思っています。
それは自称進学校についてです。
それがどの高校を指して言っているのかは差し控えますね。
さすがに名指しでは批判できないので。
まずは、自称進学校を説明します。
自称進学校というのは読んで字のごとく、進学校であると自称している高校のことです。
まぁ、昔から進学校という位置づけではあったんですが、最近の進学実績を見るととても進学校とは言えないんです。
だから、自称進学校と揶揄されるようになってしまったんですよね。
そもそも進学校というのは、東大や京大などの最難関国公立大学を数名輩出している高校を指します。
もしくは、旧帝大や早慶などの難関大学をそれなりの人数を輩出している高校を指すのです。
偏差値50代の高校ではそれは叶わないため、自称進学校と言われてしまうんですね。
そもそもが集まってくる学生の質が低いですから、そこまでの進学実績をあげろというのが無理な話なんです。
だからこそ、この学校は国公立大学に進学させることにこだわります。
できるだけ多くの学生を国公立大学に進学させれば、進学実績は優秀だと思うのでしょう。
実際に国公立大学に進学するのは、選択教科の数が多いことからも大変なんです。
まんべんなく、不得意なく、いろいろな教科を勉強しなくては、国公立大学に進学することはできませんからね。
だからこそ、中途半端な進学校である、自称進学校はその合格数を稼ごうとするのです。
しかし、それが生徒の希望なのかというとそうではありません。
生徒本人は国公立大学に進学したいと考えているわけではないのに、この学校の先生たちは国公立大学に進学することを勧めてくるのです。
特に優秀な成績をとっている子には、国公立大学に進学することを強く勧めてきます。
なんとしてでも進学実績を伸ばしたいんでしょうね。
さらに、推薦で大学受験をしようとする子を止めにかかります。
推薦で大学を進学しようとする子は、基本的に成績優秀者ですからね。
学力で大学に合格してもらい、自分たちの指導力が優秀なのだと知らしめたいんでしょう。
仮に生徒が国公立大学に合格できたとしても、それは学校の先生のおかげではないですけどね。
本人が頑張ったから合格できるまでの成績になったんですよ。
それは学校の先生のおかげではなく、生徒が偉大だからです。
そして、そういう生徒がほとんどいないからこそ、少しでも確率を上げるべく優秀者に国公立大学を勧めるのです。
ハッキリ言って浅はかな考え方ですよね。
そもそもがそんなくだらないことをやっているから、進学実績が上がってこないんだと思います。
真の進学校というのは、こういう自称進学校とは真逆なんですよ。
生徒の行きたいところにきちんと行かせるというスタンスなんです。
なぜなら、自分たちの指導に自信があるからなんですよ。
上記のような姑息な手を使わずとも、胸を張って生徒を送り出すことができるんです。
当たり前ですが、生徒に自由に選ばせたとしても、国公立大学に行きたい子は自然と合格してきてくれますよ。
何せ本人が行きたいんですからね。
推薦で大学に行きたいって言う子も学校側が背中を押してくれます。
推薦で大学に進学できるということは、その子が今までその高校で頑張ってきたからですからね。
そのおかげで大学に進学できるのですから、真の進学校の先生は笑顔で送り出してくれるんですよ。
そもそも自称進が推薦で大学に行くことを拒むのは、自分たちの指導力がないと言っているようなものです。
本来なら、自分たちが作ったテストで高得点をとり続け、一生懸命授業参加している生徒を応援するものではないですかね。
それを進学実績がどうなのか知りませんが、推薦で大学に行くことを否定するなんて何事かと思ってしまいます。
当たり前のことですが、高校の先生に生徒の希望を否定する権利はないんですからね。
もし、高校の先生に自分の希望を否定されたとしても、そんなことに従う必要はありませんよ。
自分で希望が言えないなら、代わりに親に自分の希望を伝えてもらってください。
それで突っぱねるような高校は本当に最低だと思いますから。
あくまでもこの主張は私の推測をもとに語っています。
しかし、そういう印象を持たせてしまっているのも事実です。
私の教え子の中にも被害者がいますからね。
自称進学校にはこういう行動は自重してもらいたいですよね。
生徒のためを思うのであれば、こういう行動が間違っていると思ってほしいところです。
それでは、今日はこの辺で。