この地域で指導していて思うのは、この地域の子たちは本当に勉強やんないなってことです。
まぁ、これは親の意向が大いに表れているので、子どもに責任があるわけではないんですよね。
親が子どもに勉強させようと思わなければ、子どもは勉強をやろうなんて思わないですからね。
そもそも、親自体が勉強をしなくてもなんとかなっちゃっているんですよね。
就職もできているし、結婚もできているし、子どももいて幸せに暮らしている・・・
学歴がなくともそれなりに生活ができるのがこの地域ですから、勉強が大事だと思うこと自体が少数派なんでしょうね。
とはいえ、塾講師として思うのですが、この地域はそれでも異常ですよ。
子どもに勉強させると、それなりに成績が上がり、塾なんて行かせなくてもいいものですが、この地域のほとんどの子が塾に通っていますよね。
これって単純に家で勉強させてないからなんですよ。
地域によっては、塾に通っている子が圧倒的に少ないというところもあるんです。
以前、パソコンスクールで知り合った人が言っていましたが、この地域は異様に塾があるらしいです。
この地域に引っ越したときに、塾がいたるところにあって驚いたそうです。
10万足らずの人口しかいない地域で、この塾の数は異常なんですよ。
これが意味するところは、それだけ親が子どもに勉強させていないということに直結するんです。
いかに共働きが多くなったとはいえ、親が子どもに勉強させることをサボってはダメです。
子どもは親の背中を見て育ちますからね。
例えば、子どもが勉強している目の前で親がスマホをいじったり、テレビを見ていたり、ゲームをしていたらどうでしょうか。
子どもは不満に思うのではないですかね?
そして、子どもが「勉強しているんだから、テレビを消してよ」と言ってきたらどう返しますか?
「一日中、仕事して疲れているんだよ!!うるさいって言うなら、自分の部屋で勉強しろ!!」と怒鳴ったりしませんかね?
まぁ、ここまでひどくないにしろ、子どもが勉強している姿を見て、協力してあげようという親はどれだけいるでしょうか。
しかも、両親がそれぞれ協力的でないと意味はありませんからね。
子どもに勉強をさせてくださいね。
それも学生でいる間は継続的にですよ。
家を出て一人立ちするまでは、ずっと勉強させないとダメなんですからね。
高校生になったら、手が離れるなんて大きな間違いですよ。
大学に行かせる考えが少しでもあるなら、その大学進学までは勉強させ続けましょう。
子どもはゆくゆくは巣立つと思います。
自分で自分の道を選んで進んでいくハズなんです。
そのためには、それなりの学力は必要ですよ。
学生時代に学んだ知識を活かして、人は社会で戦っていくんですから、最低限の知識は身につけさせてあげましょうね。
それでは、今日はこの辺で。