途中で転塾してうちの生徒になる子は、やはり何かが抜けています。
学力はもちろん、勉強の習慣化だったり、勉強の量だったり・・・
塾に行こうとしている時点で、不足していることはあるのでしょうが、それでも前にいた塾で何を教わっていたのかと思うことは多いです。
まぁ、そんなこと言ったら、うちだって指導不足な生徒はいますけどね。
ずっと指導していても、なかなか成果が出ないのですから、うちだって大したことがないのかもしれません。
とはいえ、こういうのは生徒によるんですよね。
やる気のない生徒であれば、どんな塾だって成績を上げるのは難しいでしょう。
逆にやる気があるのに、成績を伸ばせないのは、塾がいけないのかもしれませんね。
転塾してきた生徒がやる気がある場合は、やはりもったいないと思ってしまいます。
もっと早くうちの塾に入っていたら違ったのに!!
と思うことは多々あるのです。
やる気があるということは、素直にこちらの指示に従ってくれますからね。
そういう子の成績を上げるのって簡単なんですよ。
何せ生徒に勉強をやらせるのが一番大変なことなんですから。
やる気がない子は、こちらがどれだけ言ったって勉強しないですからね。
勉強しない子の成績を上げろと言われたところで、そんなの無理に決まっているんですよね。
うちの塾は小・中・高とほぼ全学年の指導をしていますが、遅く入塾した子ほど残念な状態になってしまいます。
中3で転塾してきた子も、中1・2の勉強に穴が開きまくっていますから、そこから成績を上げるのは難しいんですよ。
今までの勉強が不足していて、理解に穴があればあるほど、高度な勉強はできないものです。
ほとんどの教科につながりがあり、コツコツ積み上げてこなかった子は、高度な勉強にはついてこれないのです。
例えば、数学ですが、小中と算数・数学の勉強がおろそかになっている子に、高校の数学を理解するのは難しいです。
今までの経験値が圧倒的に足りていないですし、今までのつながりがほとんどないんです。
それなのに、大学入試レベルの問題を解かせないといけないわけです。
今まで順調に勉強してきた子でさえ難しいと感じる問題を、穴だらけの子ができるわけがないんです。
それでも、やる気はありますから、どうしたらいいのかアドバイスを求めてきます。
しかし、そんな簡単になんとかなる話ではないですから、アドバイスのしようがないんですよ。
最近、このブログでは、積み重ねが大事であることを書いていますが、どうしたって勉強には近道は存在しないんです。
適切な時期に適切な勉強をしてこないと、うまくつながってはいかないんですよ。
自分の子に大学まで行ってもらいたいと考えるなら、小学校、中学校の勉強をきちんとやらせましょう。
手を抜けば抜くほど、遅ければ遅いほど、大学受験には勝てなくなるんですからね。
将来のことを見据えて、投資だと思って、子どもに勉強をさせましょう。
その積み重ねが子どもの将来を決めていくのですからね。
それでは、今日はこの辺で。