受験生にとって進路先を決めることは大事な作業となっています。
進路先を決めることは、目標を設定することにもなります。
どこまで成績を上げないといけないのかを決めるのは進路先によるからです。
塾にも進路先を伝えて、そこを目標にやっていくことを宣言した方がいいでしょう。
もちろん仮決めで構いません。
今後、成績が上がってくれば、別の進路先も考えるでしょうし、現段階でどこを目指したいかを決めた方がいいです。
中3生はこの夏に学校説明会があるので、興味があるところは積極的に参加して刺激を受けてきて下さい。
高校生は特に高2の子たちはオープンキャンパスなどに参加して、自分が行きたい大学を絞っていきましょう。
進路が決まれば、後はそこを目指して頑張っていけば良いだけです。
ただ、全員が全員、進路をたやすく決められるわけではありませんよね。
何度も親子で話し合っても、一向に決まる気配がないなんて話をよく聞きますからね。
まぁ、ある程度は仕方のないことですけどね。
目標を明確に持っている子の方が少ないんですから、進路先が決まらないなんてこともあるでしょう。
とはいえ、進路先を仮決めでもしておかないと、何を目指していいのかがわからなくなってしまいますからね。
できるかぎりは、目標の道筋は決めておいた方がいいでしょう。
このときに気をつけてほしいのは、親が一方的に決めてはいけないということです。
必ず子ども自身に決めさせ、子どもに責任を負わせてほしいのです。
もちろん親はできるかぎりのアドバイスをしてほしいですし、相談に乗ってあげてほしいです。
しかし、最終的には子どもがどの進路に向かうのかを決めさせて下さい。
なぜここまで子どもに決めさせることが大事かというと、自分で決めないと後で親を恨むことになるからです。
せっかく決まった進路先に行ったところで、子どもの想像していたのと違ったりすると、途端に親を恨み始めてしまうのです。
本当はこんな学校には行きたくなかった・・・!と後で言われても困りますよね。
親が決めてしまうと、子どもにこんなことを言われてしまう可能性があるのです。
一方で、子どもが最終的に自分で○○に行く!!と決めさせると、その決定は自分の責任になります。
親はサポートするだけでいいのです。
ただし、ただ決めさせるのではなく、「自分で決めたからには、しっかりと頑張りなさいね」と一言伝えてほしいのです。
こうすることで、進路先を子ども自身で決めてことを明確化できるのです。
もし、この決定が失敗だとしても、子どもは親に文句は言えません。
あくまでも自分で決めたのだから、自分で何とかしていくしかないのです。
これはあくまでも決定するときの話です。
決定するためには色々な情報が必要ですから、代わりに情報を集めてあげてほしいです。
決定する際には色々と悩むでしょうから、相談にも十分に乗ってほしいのです。
ですが、サポートはあくまでここまでです。
決定は必ず本人にやらせないといけません。
とはいえ、これは進路先が決まったらの話です。
もし、グダグダ考えても決まらないなら、親が決めてもいいでしょう。
ただし、ここでもその決定の責任は子どもにあることを明確にしてほしいのです。
「あなたが決められないならこちらで決めるけど、その代わり文句は言えないからね。」と突きつけてほしいです。
自分の進路を決められないのも、その子に問題があるのですからね。
自分の進路は自分で決める!!これを徹底しておかないと、後で問題が起こっても仕方のないことだと思って下さいね。
それでは、今日はこの辺で。