うちは高校生も指導していますが、がっつり指導しているわけではありません。
そもそも高校生の勉強内容は塾の授業だけでまかなえるわけではなく、本人の頑張りがなければどうにもなりません。
学校の授業をきちんと聞き、自分で問題集を解き、理解を深めていくしかないのです。
つまり、自学ができないといけないわけですが、それなりの大学を目指すとなると、自学は絶対に必要になってくるのです。
昨年度は2人を大学進学させていますが、2人とも自学ができる子でした。
1人の子は高1のころからコツコツと勉強する子でした。
毎週一回しかない塾の授業に合わせて、自分で問題演習をこなしていき、わからないことを塾で解決していきました。
基本問題から応用問題まで、自分で解いてみてわからなかったところを、私が授業で解決していったのです。
これを繰り返すことで学校の成績は上位をキープすることができ、見事、指定校推薦で学習院大学に合格していきました。
ちなみに、うちでこの子が学んだのは数学のみです。
他の教科は自分で考えて勉強していったのです。
そういう自学の力が身についていたからこそ、優秀な大学に進学できたんでしょうね。
もう1人も自学で成績を伸ばしていった子です。
この子は数学と英語を指導しましたが、ほとんど自学のアドバイスをしたくらいで自分で勉強してもらいました。
高2のころに勉強の習慣が途絶えてしまったものの、なんとかハッパをかけて勉強を継続させることができました。
ある意味、塾はこの子のペースメーカーとして働いたんではないでしょうか。
時には励まし、時には叱って、なんとか勉強を継続させていったんですよね。
勉強というのは、なかなか継続できないものです。
1人では無理なことも塾がサポーターとして併走してあげているのです。
だからこそ、この子も現役で茨城大学に合格できたんだと思います。
塾が高校生にやってあげられることは少ないです。
そもそも塾の授業を当てにしていては大学合格は難しいでしょう。
大学に進学したいなら、毎日勉強する習慣をなんとか身につけるしかありません。
もとが優秀ならいざ知らず、そこまで優秀ではないなら毎日コツコツ勉強しないといけないんですよ。
ちなみに、私はオススメしませんが、がっつり授業を受けさせてくれる塾も存在します。
どうしても自分の力では無理というのなら、そういうところに通うのをオススメします。
まぁ、自分でできないといっている子が、そこまでレベルの高い大学に進学できるとは思いませんけどね。
高校生の塾通いは難しいものがありますが、自分に合った塾選びがやはり大事になります。手取り足取りすべてを指導されたいなら、どうぞそういう塾に通って下さいね。
そういう人はうちの塾には合わないと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。