今の時期は受験真っ只中ではありますが、同時に新年度の準備期間となります。
うちも例に漏れず、新年度の準備を開始しています。
塾は新年度生募集のCMやらチラシやら、広告作業を始めます。
受験が終われば、合格実績を載せながら、うちの塾はすごいでしょ?とアピールを始めるのです。
まぁ、この合格実績は水増しなどの問題も多いんですけどね。
とはいえ、実際にその塾から合格は出ているわけですから、ある程度は信用して良いでしょう。
このように、この時期から4月にかけて、塾では自分の塾のアピールを加熱していきます。
そうなると、各家庭も塾に入れるかどうかの検討を始めますよね。
とはいえ、子どもがやる気になっているかといえば、まったくやる気になっていません。
親は焦っていても子どもはのんびりです。
まぁ、こんなの当たり前のことで、子どもは中学の勉強がどれだけ大変なのかわかっていないのです。
ちなみに、うちの塾の資格にもなっていますが、子どもにやる気がないのに塾に入れる必要はないでしょうね。
親が無理して子どもを塾に入れたところで、その子の成績が良くなるわけはありませんから。
そうなると、親は子どもがやる気になるのを待つことになりますよね。
では、子どもがやる気になるときってどんな場面でしょうか?
あなたの子が「お母さん、おれ塾に行きたい!!」って言い出す瞬間を想像してください。
それはテストの結果が悪かったらでしょうか?
それとも友達が塾に通っていて楽しそうだからでしょうか?
またまた、○○高校に行きたい!!と強く思ったからでしょうか?
まず、テストの結果ですが、その結果を見て子どもは塾に行こうとは思いません。
なぜなら、周りが自分と同じか、それとも下の成績で楽しそうに生きているんですもの。
そんな中、自分の子だけが「やばい・・・勉強しなきゃ・・・」って思ったら、逆にヤバいです笑
あまりにも空気を読めなさすぎで心配するレベルですよ。
子どもは周りに影響されますから、こんな学力が底辺の地域に生きていて、いきなり勉強に目覚めることはないでしょうね。
テストの結果だって、何が良くて何が悪いのかわかんないんじゃないですか?
そもそも、自分を律して自ら勉強している子の成績は悪くならないですからね。
そういう子も別の意味で塾行きたいとは言わないでしょうね。
なにせ、自分で何とかできているんですから、塾は必要ないんですよ。
ちなみに、テストの結果で危機感を感じさせたいなら、親が子どもに話しをしないとダメです。
そもそも基準がないのに、良し悪しなんて子どもがわかるわけないでしょう?
例えば、テストで50点をとってきた子に、「なにこの点数!!これじゃ高校に行けないよ」と言っていれば、この子は「この点じゃダメなんだ」と思うでしょう。
逆に、50点の点数に何も言わなければ、この子に危機感が生まれることはないでしょう。
周りに50点以下の子がたくさんいたらどうでしょう?
この子は反発して「いや、この点数悪くないし!!○○なんておれより悪い点数だったし!!」と言ってくるんじゃないですか?
ま、あくまで想像ですが、あながち間違っていないと思いますよ。
子どもは価値観がまだ固まっていませんし、親と子どもの価値観はずれているのが当たり前ですからね。
親子の会話で価値観のすりあわせをしない限り、親子の価値観は合わないでしょうね。
塾に行きたいと言い出す一番ありえる理由は、友達が楽しそうだからでしょうね。
その子がどれだけの成績をとっているかはわかりませんが、それでも楽しそうに通っている・・・これを見たら「塾に行きたい!!」と言い出すでしょう。
子どもも親が塾に行ってほしいと考えていることを知っていますからね。
親も「やっと勉強する気になってくれた!」と思って喜んで、塾に入れるでしょうね。
その塾がどんな塾なのかを確認することなしに・・・
楽しい塾=成績が上がる塾ではありませんからね。
そこはきちんと確認してほしいと思います。
まぁ、そんな塾あったら最高ですけどね。
最後の○○高校に行きたいからと言い出すのは、一番ありえないでしょうね。
そもそも○○高校に行くためにはどうしたらいいのかなんて、素人にわかるわけもありませんからね。
とはいえ、もしこの理由で塾に行きたいと言い出したら最高ですけどね。
この理由が一番成績を伸ばすでしょうから。
総じて、子どもが自ら勉強したいと言い出すことはありませんからね。
親が何もしなければ、子どもは何も動きませんよ。
だって、動きようがないんですから。
子どもに期待したい気持ちはわからないことはないですが、自分の子をあまり信用しない方がいいですよ。
勉強は手遅れになったら、取り返すことが難しいものです。
子どものやる気を待っているんじゃなくて、親が率先して子どもにやる気を促さなければ、その子の成績は上がっていきませんからね。
ちなみに、うちの塾は今いただいているお問い合わせでいっぱいになることが確定的です。
こんなことを書いているのに、うちの塾は入るのが難しいと思います。
ぜひ他の塾の体験授業に参加して、自分に合った塾に入って下さいね。
今ならいろいろな塾がキャンペーンをはって歓迎してくれることでしょうから。
それでは、今日はこの辺で。