うちは宿題を出す塾です。
それこそかなりの量の宿題を出します。
なぜなら授業で習った内容は宿題で演習しないと、できるようにはならないからです。
しかし、塾によっては宿題を出さないところがあります。
別にそのやり方にケチをつけるつもりはありませんが、宿題を出さないのって成績あげるのが難しいとは思うんです。
大体そういうところは、うちは授業だけでなんとかするんで!と言うことが多いですが、授業だけで成績が上がるなんて、そんなことはありません。
授業だけで成績が上がるのは、塾に拘束して勉強させている時間も長いはずです。
そもそもが授業だけでは成績は上がらないのであり、演習をしない子が成績を伸ばすこともないのです。
以前私は間違った考え方をしていました。
生徒は日々忙しい・・・
部活や習い事で毎日忙しいと考えていたのです。
そのため、塾が出す宿題は極力少ないものにしていました。
せいぜい1時間程度で終わる量を出していたんです。
それならば生徒に負担はないだろうと考えたんですね。
しかし、そういう生徒ファーストみたいな考え方では生徒の成績を伸ばすことは難しかったです。
生徒のやる気に依存することが多くなり、やる気のある生徒は成績を伸ばし、やる気のない生徒は成績を伸ばさない、そんな塾になってしまったのです。
そもそも生徒が自主的に勉強することなんてありえません。
勉強の習慣がある子というのは、やる気がある子であり、そういう子は塾に頼らなくとも成績を伸ばせるのです。
一方でそもそも勉強をしない子は、宿題が少ないとそれだけ勉強をサボるのです。
塾に言われたから宿題をやっているという、情けない理由で勉強をしているのであり、自主的に成績を上げるために勉強をしているのではありません。
必要以上の勉強をやらない子というのは、成績を伸ばすことはできないのです。
だからこそ、私は今の塾で考え方を変えました。
宿題は極力多めに出すことにシフトしたのです。
もちろん、生徒の能力によって、宿題の量は変えています。
勉強の能力が高い子は、その子が1週間で終わるだろうという量を出しています。
授業のサイクルは一週間ですから、一週間のどこかで集中して勉強すれば必ず終わらせられる量なのです。
しかも、基本問題だけでなく、応用問題もすべて出します。
難しい問題にふれることをしないと、頭は柔らかくはなりませんからね。
最終的に入試問題にチャレンジしないといけないんですから、応用問題から逃げている場合ではないのです。
勉強の能力が低い子には、基本問題しか宿題は出しませんけどね。
しかし、授業で教えた内容はすべて宿題として出すようにしています。
成績を上げるためにはそれだけの演習が必要ですからね。
とはいっても、これでも私は少ないと思っていますし。
勉強のやる気があって、自ら課題を課せる子は、うちのような塾はあっていないかもしれませんね。
なにせ自分で考えて行動できるんですからね。
そもそも塾が必要ないかもしれませんしね。
生徒に甘い塾も多いかと思いますが、やらせることをしっかりとやらせないと成績は上がらないようにできていますからね。
あまり成績に変動がないのなら、塾を変えるのも一つの手かもしれませんよ。
大事なことは、生徒にしっかりと負荷を与えているかです。
ぬるい指導をしている塾はおすすめはできませんから、気をつけて下さいね。
それでは、今日はこの辺で。