とある高校の数学の先生が生徒にキレたらしいです。
その内容は数学のテストの点数の低さについて。
私もそのテスト内容を見ましたが、まぁ簡単でしたね。
満点近くとって当たり前なんじゃないでしょうか?
学校の先生も「今回は簡単にした」と言っていたとのことですが、それにしても簡単すぎるテストでした。
にもかかわらず、生徒たちは点数がとれなかったらしいですね。
それで怒鳴ったと・・・高校の先生の気持ちもわからなくはないですけどね。
残念ながら仕方がないです。
いまやこの近辺の高校は全入時代です。
そこまで頑張らなくても高校に受かってしまう時代なんです。
勉強を頑張らなくても入れる高校になんの価値があるのでしょうか?
最低でも不合格者が出なければ、入試に価値なんてないんです。
原因は急速な少子化の影響と、私立高校の無償化です。
近年は公立高校を避け、私立高校へ進学する子が増えているのです。
だから、公立高校では不合格者が出ません。
まぁ、あまりにもひどい点数なら落ちることもありますけどね。
それでもそれなりに点数を取っていれば合格はできてしまうのです。
こういう状態なわけですから、この近辺の高校に以前の価値はないですよ。
とある進学校に進学しても、頭がいいですねとはならないんです。
保護者の方々には認識を改めてほしいですね。
高校は入るのに難しくないんです。
もう一度言いますよ、高校受験はもう簡単なんです。
では、中学時代勉強しなくていいのでしょうか?
大学進学しないなら、そこまで無理しなくてもいいんじゃないですかね?
高校自体は選り好みしなければ入れるわけですしね。
塾講師の私がいうのもなんですが、塾にだって入れなくていいんじゃないですかね?
もし、一度落ちても二次募集で合格できますから、チャンスは二度ありますしね。
ま、これはあくまでも定員が今のままだったらの話ですけどね。
これから定員割れの高校は、どんどん学級減を始めていきますから、そうなればそこそこ高校受験が難しくなるんじゃないですかね?
一方で、大学受験を考えている人は、とにかく進学校で上位に入ることに向けて頑張らないといけませんよ。
いくら進学校でも中間から下位の子たちに入れる大学はありませんよ。
自分で行きたい大学を選びたいなら、必ず上位に入らないといけません。
なぜなら、大学受験は全国大会だからです。
特に首都圏の大学に進学したいなら、全国の猛者と戦う覚悟をしないといけません。
なにせ首都圏の優秀な高校に通っている子たちは百戦錬磨ですからね。
こんな田舎ののんびりした子が勝てるわけもないんですよ。
高校生の質が下がったからといって、あなたの子まで下がっている場合ではありませんよ。
とにかく現状に満足することなく、高みを目指してください。
そうしないと大学受験で痛い目にあってしまいますからね。
それでは、今日はこの辺で。