今日、テスト会社から今年度の千葉県の高校入試倍率がわかる書類が送られてきました。
それを眺めてみると、この近辺の高校の学力低下が見て取れました。
この近辺の公立高校ですと、佐原高校がトップ高だったのですが、かつては偏差値が60あった高校が、いまや56まで下がっています。
合格分布を見てみても、偏差値50代前半の子でも合格しています。
まぁ、ここまで学力が低くても合格できるのは千葉県側の生徒でしょう。
茨城県側から受験して合格するのは、隣接学区協定内の人数(定員の30%)のみですからね。
茨城県側から受験をしている子たちはそこまで学力が低下していないでしょうが、それでも全体的にはがっつり成績が低下しています。
以前もこのブログで書かせてもらいましたが、今や佐原高校でも模試の平均点は全国平均を下回っています。
これは進学校の中で真ん中よりも下であることを示していることとなるのです。
この要因も下位の子たちが学力を下げてしまっているんです。
もともと学力が低い子では模試レベルの問題は解けませんからね。
そういう子たちも一斉に受験する模試ですから、高校の平均点が下がるのも仕方がないことではあります。
一番上の佐原高校がこうですから、他の進学校も軒並み下がっています。
この地域だと二番手は市立銚子高校なんでしょうが、その偏差値もかつては55程度あったものが、50まで下がっています。
偏差値50といえば普通の学力の子が行くレベルです。
つまり、市立銚子高校は以前の進学校という風格はすでになくなっているんです。
こういう凋落の激しい高校の悲惨なところは、勉強へ対するモチベーションが下がっている子が多いということです。
学力が低いということは、今まで真面目に勉強してこなかった可能性が高く、勉強に対するプライドなどはないのと同然でしょう。
そういう子たちが授業の雰囲気を悪くしてしまうのです。
「どうせ、授業聞いてもわからないからいいや・・・」と。
授業で寝る、隠れてスマホをいじる、おしゃべり・・・はさすがにないとしても、授業の雰囲気は良いものとはいえないでしょう。
比較的真面目な子が多いので、授業崩壊なんてことは起こりませんが、それでも授業の質は低下していきます。
その状況に何も知らずに巻き込まれてしまうと、どんどん引きずり込まれてしまうこととなります。
自分だけ真面目に勉強するなんて、普通はできませんからね。
周りが遊んでいれば、自分も遊びたくなってしまうものでしょう。
では、どうしたら、そういう高校の学力低下に巻き込まれないでいられるか・・・
それは、その高校の上位層に入るのが手っ取り早いでしょう。
上位層に入るのは難しいことですが、進学校内の上位層に入ることができれば周りのメンツも変わってきます。
レベル別授業でも上のクラスに配属されますし、高めの順位をキープしようという気持ちが生まれますし。
いいことずくめですよ。
高校内を一人の力で改革はできませんが、自分1人を変えることは容易です。
環境は悪化の一途ですが、それに巻き込まれずにマイペースで勉強を続けていきましょう。
きっとその行動が自分を守ってくれると思います。
くれぐれも周りのレベルの低い子たちに足を引っ張られないようにしてほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。