うちは個別指導塾なので、生徒1人1人の授業を私が行っています。
だからこそ、1人1人の能力を見極めることができます。
うちの塾は体験授業を含めて、最初の頃授業はその子の見極めに使います。
基本問題をやらせ、宿題を出し、確認テストをやらせていきます。
それを数度繰り返していくと、その子の能力がおぼろげながら見えてきます。
授業のときの態度ももちろん見ていきます。
一回の説明だけでどこまで吸収することができるのか、そして、問題をどれだけ正確に解くことができるのかを見ていくのです。
吸収力のある子は、私の一度の説明だけで、ガンガン問題を解いていきます。
それもほとんど間違えずにズンズン進んでいくのです。
こういう子は一度の授業でかなりの量の問題を解くことができます。
すると、宿題で出す問題の難易度が変わってきます。
授業中に基本レベルの反復問題までやってしまうのですから、そういう子には応用問題まで宿題で出してしまうのです。
応用問題ですから、なかなか1人で解くことができないですが、それは私が宿題ノートを確認することでカバーします。
宿題の様子を見て、間違ってしまった問題や、赤ペンで書かれている問題は次の授業で説明を行うのです。
その後、確認テストで理解度を確認するんですね。
大体そういう子は確認テストを一発で合格します。
一番速い子だと、一週間で一単元が終了してしまいます。
普通は二週間で一単元くらいのペースですから、単純計算で2倍のペースで進んでいくんですよ。
こうして、この子はどんどん優秀になっていくわけです。
一方で、吸収力のない子はそうはいきません。
何度も間違えては修正し、間違えては修正しを続けないといけないのです。
授業中に問題を解かせても間違えることが多いですから、その都度説明をしていきます。
とりあえず、授業中に今日習った内容を理解させるのを優先するのです。
そして、宿題は基本問題を出すことになります。
ちょうど、授業で扱ったレベルの問題です。
しかし、こういう子は勉強に前向きではないですから、宿題をやらずに放置します。
宿題をやるのは、次の授業の直前にやることになります。
そうなると、前に習ったことなどほとんど記憶にないですから、宿題も思ったようにできません。
次の授業で確認テストを行っても不合格になり、再テストになってしまいます。
もちろん、発展問題を解くチャンスなんて回ってきません。
基本問題をなんとか理解した状態で、次の分野へ進んでいくんですよ。
そうなると、穴だらけの状態で次の分野へ突き進むことになります。
しかし、これは自業自得です。
しっかりと勉強しないからいけないんです。
最低でも宿題は出された次の日にやればいいだけです。
まだ、授業内容を覚えている段階で、宿題を解けば良いのです。
そうすれば短期記憶でしかなかった記憶が、長期記憶に変わるのですから。
そして、その宿題だけで確認テストに合格できないなら、もっと追加で問題を解いてくれば良いのです。
当たり前のことですが、こういう子に私はアドバイスをしています。
しかし、動かない・・・動かない以上、何も成果を出せないんですよ。
このように、勉強のできる子とできない子というのは、差が広がるようにできているんですよ。
では、どうやったらその差を埋めることができるのか?
どうやったら才能がないものが才能のあるものに勝つことができるのか?
このブログを読んでいる賢明な読者の方ならわかりますね?
単純な話です。
努力をすればいいのです。
才能がある子がゆっくりしている時間に、才能がない子は努力しないといけないんです。
まぁ、アリとキリギリスですよ。
結局、周りがダラダラやっているときに、自分は動けば良いのです。
ちなみにですが、才能があるのに努力のかたまりの子には絶対に勝てませんので、諦めて下さいね。
才能のあるなしは、今までの生き方で決まってくるのです。
今までダラダラ生きてきた子が、今までしっかりと勉強してきた子に勝てる道理はないんですよ。
それでは、今日はこの辺で。