今日も保護者面談を3件ほどやらせていただきました。
いずれも熱心な保護者様の方々で、時間を忘れるほど話が盛り上がりましたね。
子どもの成績に正面から向き合っている保護者の方々と話すのはとても楽しいです。
それだけに、責任も感じてしまいますけどね。
とはいえ、やりがいは十二分にあるので、私としてはありがたいです。
今日は3件の保護者面談で、共通した話題を1つお話しします。
それは「中学までに勉強の仕方がわかるようになると、高校でも自学ができるようになるということ」です。
中学の勉強、特に定期テストの勉強ですが、そのテスト勉強がうまくいっている子は、高校にあがってからもうまくいきます。
逆に中学時代に勉強法が確立していない子は、高校に進学してからが不安になります。
この勉強方法とは、自ら考案した方法が好ましいです。
自ら考案した方法ならば、自分で試行錯誤ができ、その方法を良い方向へ導くことができるようになります。
悪ければ改善し、良ければそのまま突き進むのです。
この試行錯誤を中学時代に行ってしまえば、高校行ってからもその試行錯誤を繰り返すだけで自分に合った勉強方法を確立できるのです。
しかし、中学時代に勉強方法が確立できていない・・・つまり、自分で勉強方法を見いだしていないのは危険です。
例えば、塾のいいなりに勉強する子です。
塾がこうしろと言ったから、こう勉強する・・・
これでは、自主性が全くないことになります。
こうなると、塾から離れた瞬間に勉強方法がわからなくなります。
そうなると、高校まで塾にお世話にならざるをえなくなります。
もう塾への依存が始まっているわけです。
これでは建設的な勉強方法を確立するのは難しいでしょうね。
別に塾に通うことは構いません。
私が注意したいのは、塾に依存して自ら考えるのを辞めるなということです。
自ら考え、とりあえずその方法で勉強してみる・・・失敗したら改善して、次はそのやり方を試す・・・
このプロセスを何度も経てもなかなか成績が変化しないのであれば、そのときに初めて塾にアドバイスを求めればいいのです。
何もしないで塾のいいなりにやったとしても、そのやり方は塾が考案したものであり、その子に合っているかどうかは不透明なままです。
もし、これで成績があがっても、長続きはしないでしょうね。
このまま中学を卒業しても、高校で勉強ができなくなるのが目に見えています。
当塾は生徒にかなりの時間勉強するように促します。
でも、ただそれだけです。
やり方などは指示したりしません。
生徒のやり方に任せるようにするのです。
うまくいかなければ直せばいいのですから。
塾が子どもに依存を促さなければ、子どもは自分から勉強するようになります。
というか、そうしないといけないように促しているわけです。
何でもかんでも塾が手をかけるのは、子どもの自主性を阻害していることに他なりません。
大事なことは、塾に依存しすぎないことです。
いずれ塾から離れても、自分でやっていけるように、子どもを導いてあげてほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。