人が難しいと感じるのは、その問題に対して自分の実力が伴っていないからです。
では、難しいと感じている問題を簡単だと感じるためにはどうすればいいのか。
それは、自分の能力を向上させるしかありません。
もちろん、誰しも最初は難しいのです。
ですが、それが勉強を続け、慣れてくると難しいと感じなくなってきます。
ちなみに、それは私自身の経験に顕著にあらわれていることなのです。
塾講師の初期の頃は、指導すること自体を難しく感じていました。
どう伝えれば生徒は分かってくれるのか・・・それをひたすら考えていました。
最初は生徒の反応も冷たいものでしたね。
指導している生徒から、わからないとハッキリと言われたこともあります。
それでも試行錯誤しながら指導を続けていくと、指導自体の難しさは感じなくなりました。
きっと慣れてきたんでしょうね。
そして、自分の指導技術も向上してきたからなんでしょうね。
このように慣れや能力向上で、最初は難しいと感じていたものも、難しいとは感じなくなってくるのです。
どんな場面でも最初は大変なものですよね。
どんな職人も最初は難しいと感じ、それを乗り越えて、簡単だと感じるレベルまで成長していくのです。
これは勉強でも同じことです。
毎日コツコツ勉強するということは、能力を向上させることに他なりません。
難しい問題も勉強を続けることによって簡単に変わってくるのです。
ちなみに、大学までの進学を視野に入れているのであれば、中学生のうちに中学の問題を難しく感じている場合ではありません。
高校に進学すれば、その内容は中学よりも格段に難しくなるわけです。
となれば、中学の問題を難しいと感じている場合ではないんですよ。
単純に言えることではありませんが、中学のレベルが難しいと感じている子が高校の勉強についていけるわけがないのです。
高校のレベルについていきたいのであれば、中学時代に中学の問題が簡単だと感じられるまで勉強をしておいた方がいいんですよ。
子どもには毎日勉強させましょう。
そして、中学時代にできるだけ点数をとれるようにしておきましょう。
中学時代に頑張ったものだけが、すんなり高校レベルについていけるのですから。
それでは、今日はこの辺で。