テストで時間切れになってしまう教科といえば、英語、国語、数学の主要三教科でしょう。
真剣に解いていて、ふと時計を見ると、残り10分しかない・・・
でも、大問は二つも残っている・・・終わらないから適当に答えを埋めよう・・・
ま、典型的な失敗例です。
英語や国語のような言語系は読むスピードが遅いと、時間内に問題を解ききることができません。
特に英語は頭の中で日本語に変えながら読み進めますから、わからない単語があったりすると途端にスピードが遅くなります。
文法は中途半端に覚えていても、単語ばっかりは知らないと意味がわかりません。
国語も同様で、書いてある言葉が日本語だったとしても、難しい言葉や表現が出てきたりすると途端に読むスピードが遅くなります。
そもそも普段から活字になれていなければ、読むスピードが上がるわけもないのです。
数学でも時間切れは起こります。
途中途中に時間がかかる問題がありますので、それに引っかかってばかりいたら、どんどん時間をロスしてしまいます。
後ろの問題に簡単に解ける問題があるにも関わらず、それを知らずに真面目に取り組もうとするとこういう事態に陥るのです。
数学に関しては、解ける問題を片っ端から解いていくことが大事なので、時間がかかる問題を後回しにすることで時間切れを防ぐことができます。
ただ、人間には欲があるので、「全部解いてやる」と考えてしまうんですよね。
これは真面目な子ほど陥りやすい失敗です。
適当に問題を解くぐらいの方が、時間切れは起こさないのです。
点がとれる問題だけを解くように心がけることが大事なんですよ。
一方で、英語や国語は数学のように戦略だけでなんとかなるものではありません。
解く順番を工夫するぐらいはできるでしょうが、読むスピードを上げないことにはなんにもならないのです。
もし、英語や国語の時間切れを防ぎたいなら、問題を解く量を増やすしかありません。
そして、同時に語彙力を上げるしかないのです。
問題を解き、分からない単語はその場で練習して覚える。
これを毎日こなすのです。
ある一定量解いていると、どんどん読むスピードが上がっていきます。
ただ、毎日やることが大事なので、短期集中で身につくものではありません。
そして、人それぞれ効果が違うので、すぐに成果が出ることがあれば、いくらやってもなかなか成果が出ない場合もあります。
しかし、必ず量をこなせば成果は出てくるのです。
要は時間切れになることを防ぐのは経験がなんとかしてくれるというわけです。
普段から当たり前のように読解問題を解いているのなら、テストでの読解問題に対しても抵抗はなくなってくるはずです。
毎日読解問題に向き合いましょう。
必ず解く時間が短くなんていきますからね。
それでは、今日はこの辺で。