中学生に上がると、定期テストで順位付けされます。
定期テストに限らず、実力テストや学力診断テストなど、あらゆるテストで順位付けされるんです。
高校に上がってもそれは続きます。
高校は成績表も点数化されるので、テストに合わせて通知表でも順位づけがされるんです。
進学校であれば、その順位でどの程度の大学に進学できるかの指標となります。
成績表は内申点という形で、大学の推薦入試に関わってきます。
大学はそこまで順位付けはされませんね。
そこでは競争原理はあまりなくなります。
しかし、社会に出ると、また順位付けが再開されます。
業種にもよりますが、仕事の成果で順位付けがされてしまうんです。
例えば、営業の仕事であれば、どれだけの件数の仕事をとってきたかで順位がつきます。
順位が下のものは上司に怒られることになるでしょう。
頑張らないと給料は上がらず、貧しい思いを味わうかもしれません。
このように順位付けというのは、あらゆる場面でなされるのです。
どれだけ順位付けを拒否しようが、社会全体が順位付けをしている以上、そこから逃げることはできないのです。
では、順位付けにどう向き合うのがいいのでしょう。
それは、目標によって変わってくると思います。
例えば、偏差値の高い高校に進学したいのであれば、できるだけよい成績をとらないといけません。
点数を上げていけばおのずと順位は上がっていき、上位陣の戦いが始まっていきます。
そこに巻き込まれれば、自分の夢を成し遂げるために、そこで戦い抜くしかなくなります。
人よりも努力をし、人よりも上に立とうとする・・・
いわゆる弱肉強食的な世界が待っているのです。
一方でほどほどの生活を送りたいと願えば、そこそこの順位で落ち着くでしょう。
とはいえ、下位になるのは嫌だと思うので、そこそこ頑張って中間の順位をとり続けるのです。
上位にいる人たちを煙たがって、自分はそこまで頑張る必要はないんだと考えます。
ほどほどの生活を送る目的ならそれでもいいでしょうね。
どちらが正解とかはありません。
目標を達成している以上、どちらも正解なんでしょう。
将来の目標が順位付けに勝ち抜いた先にあるのなら、上位に入れるように努力を続けた方がいいでしょう。
ただ、そこまで高い目標を抱いていないなら、順位付けがあまり世界に身を置けばいいと思うのです。
しかし、忘れてはいけないのは、社会全体は順位付けを推奨している世界です。
いくら平和に暮らしたいと考えても、競争に巻き込まれることは考えられます。
そのときに、そこで生き抜いていけるのか・・・
生き抜くためには、それなりに競争の経験が必要なんだと思います。
いくら平和に暮らしたいとしても、競争から目をそらしてばかりいるのは良くないことかもしれません。
しっかりと現実に目を向けて、その環境で頑張ることも大事なことだと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。